「打点を前でとらえる」というのは必ずしも絶対ではない

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僕は中学校2年生まで、主に父親が出す球出し中心の練習でした。技術的なアドバイスというアドバイスをされたことがなく言われたのは「打点前で打て!」それしか言われた覚えがありません。その後桜田クラブに行き、サーブってこうやって打つんだとか初めて分かった事が沢山ありました。

現在、タイ、シンガポールのクラブの練習を観ていると、この年代から明確な(と言うことは実践的な)アドバイスをもらえて本当に羨ましく思ってしまいます。

僕もこの年代の時にこのようなアドバイスをもらってたら、もっと違っていただろうなどと、スポーツではタブーなタラレバを考えてしまうわけです。

本題の打点ですが、今現在戦術のひとつとしてラットショットを意識的に打たせるのですが、的確な打点とタイミングで打たせるように指導をしてます。その時の打点として、「前過ぎない」「遠すぎない」というのが重要なポイントであります。

どちらともやってはいけないリストに含まれていますが、シチュエーションによって正反対の事をしないといけないのです。誤解を恐れず言うならば、「ラケットヘッドを落とさない」「身体を閉じすぎない」なんて事も言ってしまう時もあります。

それぐらい沢山のシチュエーションがテニスにあるのですね。そのシチュエーションを「選択する能力」これはテニスには必要不可欠です。

ではなぜ?普段はやらないといけないとことを、やってはいけないのでしょうか。

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