春ですね♪

昨日は暖かいというよりは暑いくらいの陽気でしたね。
試合だったジュニア選手たちの顔は日焼けで真っ赤。
前回、長ズボンの話を書きましたが、
昨日はさすがに長ズボン姿はゼロでした。

ここで、ジュニアの試合を観ていて思うこと第二弾。

テニスの試合はセルフジャッジが基本なので、
小学生でも自分達で試合を進めることになり、
途中でスコアが分からなくなったり、ジャッジで”もめる”ことも度々あります。

しっかりルールを把握して、相手のジャッジを信頼し、スコアを数えながら、
その中で試合の流れを読んだり、相手を分析したり、
自分のショットの調整をしたり・・・

試合に必要なことは全部一人でやらなければならないので大変です。
その上、気持ちのコントロールまで求められる訳ですから、
テニスというスポーツは子どもにとって過酷な競技だなと思います。

勝った時は勝利を独り占めできて、なんとも言えない高揚感ですが、
(あの気持ちを味わいたいがために、負けても負けても、また頑張っちゃうんだな。)
問題は負けた時です。
一人で戦った結果なので負けたのは全て自分のせいということは明らかです。
そのショックたるや・・・。

団体スポーツであれば、
『あいつが点を入れなかったから』とか、『あそこで連携にミスが出たから』とか、
『監督の指示が悪かったから』など、
人のせいになるケースもしばしば。

逆に、『お前のせいだ!』などと言われた選手は相当しんどい思いをするでしょうし、
監督が責任をとるなんてこともありますので、
どちらが良いとか、悪いとかは言えないのですが。

一人で戦うということで良い部分も沢山あります。
一人で攻撃も守備もやって、戦術も考えて、
最初から最後まで好き勝手に試合ができるのは魅力的。

サッカーなら、GKがいて、DF、MF、FWなどとポジションが分かれていて、
監督の指示の中でそれぞれが協力をしながら仕事を遂行する訳ですが、
長塚はそれができません。

つい先日も、セルジオ越後さんにフットサルを教えていただいたのですが、
(遊ばれたという方が正しいかな?!)
いつも私は、攻撃も、守りも、全~部やりたくなってしまうのです。

『ポジションがある』ということは頭では分かっているし、
セルジオさんからも度々注意されるのですが、
味方の動きを無視してボールを追い、コートの端から端まで走り回るので、
あっという間に息が上がってしまいます。

そして、へばった私の横をお腹の大きいセルジオさんが笑いながら通り過ぎ、
余裕でシュートを決めて終了~♪
というのがお決まり。

サッカーをやるといつも思います。
『自分はテニスを選んで正解だったなぁ』と。

また随分話が逸れましたが、
私が思うに、ジュニアがセルフジャッジという審判不在の試合で、
コーチのアドバイスを受けずに一人で戦うことは、それだけでも大変なことだなと。

また、一人で戦っている我が子に対して何も言えず、
ただただ見ているしかない親の気持ちはいかばかりかと思うと、
これもまた大変な心労だと思うのであります。

負けた日の夜、敗戦のマイナスの気を出さずに家族で食卓を囲めるのか・・・。
選手もその家族も本当に大変。

長塚は小学生の頃、負けると夜ご飯を食べずに寝てしまうことも度々ありました。
母は『ある時を境に試合結果に一喜一憂しなくなった』と言っていますが、
母なりに色々な葛藤があったはず。

これから春になって本格的なテニスシーズンとなりますが、
試合で勝っても負けても(もちろん勝って欲しいけど)、
選手一人ひとりが成長していることを実感できるようサポートしていきたいと、
あらためて思った一日でした。


コメント

  1. きしやん さん : 2009.02.16

    セルフジャッジというのは通常でよくあるのですがこれがまたモメる大きな要因ですね。
    実際に私のホームコート(公営)でも「オンラインはアウト」という
    恥ずべきことが常習的に見かけます。
    最初はよくルールを知らないのかと思いましたが・・・

    こういう喩えは不適切かも知れませんが「一にオバサン、二にジュニア、
    三四がなくて五に学生」と。
    ところがこういう人たちは往々にして声がデカイですから
    どうしても周りを圧倒してしまう。
    ただ相手は納得していない。
    最後は淘汰されてしまいますがそれまでにテニスが嫌になって
    止める人を思うと気の毒ですね。

  2. いちご さん : 2009.02.20

    ジュニアの試合ってセルフジャッジなんだね。知らなかった。
    (なにせ、私は見るの専門、自分がジュニアの試合をしたことがないから)
    それって絶対にインかアウトかのきわどい所でもめるよね。
    一度負けたら先がないトーナメントだもん、みんな真剣そのもの。

    「長塚は小学生の頃、負けると夜ご飯を食べずに寝てしまうことも度々ありました。」
    いつも勝負に一生懸命な京子、手に取るようにその様子が目に浮かびました。
    勝負にかける思いは人それぞれかも知れないけど
    京子の生徒さんたち、一人ひとりのベストを尽くして
    頑張ってほしいです。

  3. Chadのオヤジ さん : 2009.02.24

    またまた失礼します。 今年の3月で日本帰国ということになり息子のテニス環境のことを色々と憂慮しています。アートヒルテニスクラブのジュニアをのぞかしていただくとJ2-2のクラスで受講料8回分で¥12600ととてもリーズナブルなプライスで魅力的なのですが帰国場所が埼玉は大宮なので通うのは躊躇してしまう距離です。 埼玉方面で提携されているクラブとかがあれば教えてください。 よろしくお願いします。

  4. オーディション さん : 2009.04.27

    毎回、素晴らしい話題が多くて更新が楽しみです。
    また遊びに来ま~す!

  5. ゆうたママ さん : 2009.04.30

    最近、家族でテニスをはじめました。テニス部(自称)だったという夫と小学2年生の息子と運動オンチのわたしです。時間があればスクールに通いたいけど、通わせたいけど・・・。今は、とりあえず、ただ、楽しんでます。仕事でくじけそうな時、長ちゃんの活躍は、とっても、励みになりました。テニスを続けていたら、また、長ちゃんに会えるかなあ。では、ブログの更新、楽しみにまってまーす!京成線の友でした!

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