錦織圭(テニス)第16シードの錦織圭(日本、18位)が、オーストラリアンオープン1回戦で、カルロス・ベルロク(アルゼンチン、68位)を7-6(4)、6-4、6-1のストレートで下し、3年連続で3回戦進出を決めた。

第1セット第3ゲームで、錦織が、ラブゲームでブレークに成功するが、続く第4ゲームで40-30から、錦織のストロークミスが重なってブレークバックを許した。

ベルロクは、典型的な南米選手らしく、ベースライン後方から、ヘビートップスピンのかかったフォアストロークを深く打ち込み、ラリー戦で錦織を苦しめた。第12ゲームで、錦織は、ベルロクに1度セットポイントを握られるが、相手のリターンミスに救われてキープに成功。結局、第1セットは、お互いワンブレークでタイブレークに突入。タイブレークでは、錦織のフォアストロークがよく決まり7-4で制して、セットを先取した。

第2セット以降は、ベルロクのミスが増え、錦織が2セットを連取して勝負を決めた。
「内容は70点ぐらいですね。相手がしぶとかったうえに、風もあって、自分のフォアで決められなくて、少し感覚も合ってなかった。プレー自体は最高ではなかったけど、それでも勝てたのは、評価できるのでは」(錦織)

錦織は、ミスを31本犯したが、47本のウィナーを叩き込んだ。また、1回戦に続いて6本のサービスエースを決めた。ファーストサーブの確率は69%で、ファーストサーブが入った時は、72%の確率でポイントを獲得した。

3回戦では、第23シードのミハイル・ユージニー(ロシア・25位)を5セットで破ったE・ドンスコイ(ロシア・82位)と対戦する。

※写真は、3年連続3回戦進出を決めた錦織圭
Photo by Hiroshi Sato
Text by Hitoshi ko