12日、アメリカのシンシナティで開催されているウエスタン&サザン・オープンで女子ダブルス1回戦が行われ、クルム伊達公子(42歳)/アランチャ・パラサントンハ(30歳、スペイン)組は、第8シードのサニア・ミルザ(26歳、インド)/鄭潔(30歳、中国)組に6-7(4)、6-4、[10-5]の逆転で勝利、2回戦に駒を進めた。

今大会のシングルスでは予選決勝で敗退していたクルム伊達。この日の第1セットは相手に先行される苦しい展開ながらも、ゲームカウント4-5からブレークバックに成功すると、何とかタイブレークに持ち込む。逆転でセットを先制したかったものの、相手の勢いを止めることが出来ず3-6とセットポイントを握られると、そのまま押し切られるようにセットダウンとなる。

第2セットに入ってもミルザ/鄭潔組の流れは変わらず、クルム伊達ペアはオープニングゲームでいきなりサービスゲームを落としてしまい、一時はゲームカウント1-3とリードを許す。しかし、ここから4ゲームを連取したクルム伊達ペアは逆転でこのセットを奪う。

10ポイント先取で行われるスーパータイブレークでは、5-5まで一進一退の攻防が繰り広げられたが、ここからクルム伊達ペアが一気に相手ペアを突き放して勝利、1時間37分で初戦突破を決めた。

今週発表された世界ランキングでは、ダブルスで35位となっているクルム伊達。今大会の成績次第では、1992年に記録した自己最高ダブルスランキングである32位を更新する可能性がある。

【PR】来年の全仏オープン決勝ツアーが当たる!