22日、テニスのグランドスラムである全米オープンは男女シングルスの予選1回戦が行われ、男子シングルスでは添田豪伊藤竜馬が、女子シングルスでは瀬間詠里花石津幸恵、そして17歳の日比万葉が勝利、それぞれ予選2回戦に駒を進めた。

昨年の全仏オープンから今年のウィンブルドンまで6大会連続でグランドスラム本戦に出場中の添田は、昨年7月に自己最高となる世界ランク47位を記録していたが、今季は怪我の影響もあって思うような成績を残せず、132位まで世界ランキングを落としている。

今大会の予選には第17シードとしてエントリーしている添田は、地元勢のオースティン・クライチェック(23歳、アメリカ)に6-4、7-6(6)でストレート勝ち、幸先のいいスタートを切った。

2年前の今大会でグランドスラム本戦初出場を果たしていた伊藤は、ダミル・ズンフー(21歳、ボスニア・ヘルツェゴビナ)に6-3、7-5で勝利、今年初めの全豪オープン以来となるグランドスラム本戦出場に向けて前進した。

その一方、世界ランク148位の杉田祐一は、ローラン・ロシェット(25歳、フランス)に5-7、6-1、5-7で競り負けて敗退、念願のグランドスラム本戦出場は来年以降へと持ち越された。

女子シングルスでは、瀬間がアランチャ・パラサントンハに6-3、4-6、6-0で勝利したほか、今年のユニバーシアードで金メダルを獲得していた石津がアナ・サビッチ(23歳、クロアチア)を7-5、6-1で下している。

また、ワイルドカード選手権を勝ち抜いて今大会予選の出場権を獲得していた日比は、アリー・キック(18歳、アメリカ)に6-3、3-6、6-1のフルセットで勝利、グランドスラム予選初挑戦ながら見事な初勝利となった。その一方、波形純理はアレクサンドラ・パノワ(24歳、ロシア)に3-6、3-6のストレートで敗退している。

前日にも行われていた1回戦では、守屋宏紀奈良くるみが勝ち残っており、日本勢は男子3名、女子4名が予選1回戦を突破したこととなった。

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