30日、昨年の日本リーグを制したライフ・エヌ・ピーが、オーストラリアで行われるアジア-パシフィック・テニス・リーグ(以下、ATL)に日本代表として出場することが発表された。ATLは全豪オープン期間中の2014年1月20日と21日に行われ、会場も全豪オープンと同じメルボルンパークで行われる。

ATLは昨年からオーストラリアで始まったチーム戦となっており、オーストラリアの各州代表やニュージーランド、そしてワイルドカードとして東南アジアなどチームが参戦、優勝を目指す。

また今大会は試合形式が通常とは大きく異なっており、1セット4ゲーム先取の3セットマッチ。さらにノーアドバンテージ方式に加え、ノーレットルールも取り入れられており、通常のルールよりもスピーディな試合展開になることが予想される。

会見ではライフ・エヌ・ピーの代表取締役である舩木肇氏をはじめテニス部監督の木村文信氏が登壇し、日本からは初参戦となる大会に向けて、新しいチーム名とチームメンバーが発表された。

発表されたチーム名は「JAPAN LIFE-NP Phoenix」。チームメンバーは、松井俊英(35歳)、井藤祐一(27歳)、佐藤文平(27歳)、綿貫裕介(23歳)、ボビー・レイノルズ、ダナイ・ウドムチョク(32歳)と、日本リーグ初制覇時のメンバーが中心となった。

会見には松井、井藤、綿貫の3選手も登壇し、それぞれ大会に向けての意気込みを語った。

松井俊英「初めてのことなので、不安もあるけど楽しみでもあるので頑張りたい。4ゲーム先取でタイブレークも5ポイントという試合では、1本目からマッチポイントという感覚。1つのブレークが命取りになります。それぐらいの気持ちで1ポイントを頑張りたい」

井藤「様子を見ている時間はないので、試合開始から120%の力を出して、相手を寄せ付けないようにしたい。また時間はあるので、これから色々なことを考えていきたい」

綿貫「どんな選手にもチャンスがあるというのが素直な気持ちです。ノーレット、ノーアドで強い選手にも勝つチャンスはあると思う。最初からフルパワーでガッツを持っていきたい」

会見の最後にチームとしての目標を聞かれた代表の舩木氏とテニス部監督の木村氏は「目標は優勝です」と力強く宣言した。

※写真は左から井藤祐一、綿貫裕介、松井俊英、コーチのローレンス・ティルマン
写真:テニスナビ