9日、女子テニスの国別対抗戦であるフェドカップのワールドグループIIの1回戦、日本対アルゼンチンの対戦がアルゼンチンのブエノスアイレスで行われ、初日のシングルスで2連敗を喫していた日本は、この日の第1試合で奈良くるみ(22歳)がパウラ・オルマエチェア(21歳、アルゼンチン)に3-6、4-6のストレートで敗れ、今季のワールドグループI昇格への道は絶たれた。

前日に行われたシングルス2試合では、奈良くるみがマリア・イリゴイエン(26歳)と、土居美咲(22歳)がオルマエチェアと対戦。ともにフルセットにもつれる接戦となったものの、ホームであるアルゼンチンに競り負けていた。

後がない状態でこの日を迎えた日本代表は、世界ランク65位の奈良に全てを託したが、同60位のオルマエチェアの前にストレート負け。この時点で5本勝負のうち3本を落とした日本の敗退が決まった。この結果を受け、予定されていたシングルスの第4試合は行われなかったが、ダブルスは行われ、青山修子(26歳)/尾﨑里紗(19歳)組がイリゴイエン/オルマエチェア組に6-0、6-4で勝利、日本は一矢報いた。

敗れた日本は、4月に行われるプレーオフ(入れ替え戦)で、来季のワールドグループII残留をかける。

フェドカップ ワールドグループII 1回戦

第1試合

●奈良くるみ 7-6(7) 4-6 4-6 ○マリア・イリゴイエン

第2試合

●土居美咲 2-6 6-3 3-6 ○パウラ・オルマエチェア

第3試合

●奈良くるみ 3-6 4-6 ○パウラ・オルマエチェア

第4試合

○青山修子/尾﨑里紗 6-0 6-4 ●マリア・イリゴイエン/パウラ・オルマエチェア