3月10日 グランドスラム大会に次ぐ格のビッグ大会 「BNP パリバ・オープン」。
シングルス2回戦が行われ、ダニエル太郎(エイブル)が最高ランキング6位のM・ベレッティーニ(イタリア)を7-6 (5) 0-6 6-3のフルセットで破り32強となった。
厳しい予選2試合を勝ち抜き、1回戦でも格上の選手を破っているダニエル太郎、3回戦では第10シードのキャメロン・ノリー(イギリス)と対戦する。ノリーは今季好調で2週間前の「ATP500リオデジャネイロ」では世界一位のC・アラカラス(スペイン)を5-7 6-4 7-5で破り優勝している。
第29シードの西岡良仁(ミキハウス)は高地でのボールの弾み方に対応できず、珍しくイージミスが続き、世界97位のC・ガリン(チリ)に4-6 0-6の不覚を喫した。

予選突破のダニエル太郎
またまた股抜きショット決め世界6位破る!!!!!!

砂漠のインディアンウエールズでは珍しく天気が悪く雨、その為に予定より約1時間半遅れて始まる。
第2ゲームでサーブをブレークされたダニエル。
さすが2021年のウィンブルドン準優勝者のベレッティーニ。
テニスのスケールが大きい。
攻められるダニエルは苦戦を強いられている。
しかしそんな状態でもダニエルは自分ができる全てを出す。
諦めずに、100パーセントのファイトをみせる。
ワールド・ベースボール・クラシックで日本チームの快進撃を支えているヌートバーに負けないようなハッスルプレーだ。
第1セット、3-4の時は左足の治療を受けながらもプレーを続ける。
2週間前、「ATP500 アカプルコ」で世界4位のC・ルード(ノルウェー)を二本のマッチポイントをしのぎ、3時間の激闘の末に破った時と同じようなファイトぶりだ。(その時の記事
タイブレークに縺れるが第一セットだけで既に1時間以上経過している。
いかに凄い競り合いかがわかる。
タイブレークでは24回以上続いたラリー戦後ドロップ・ショットをベレッティーニに決められ、2-4となる。
ベレッティーニのサーブ、5-3のリードでは、ベレッティーニはオープンに決めることができたボールをボレーせずにウオッチ、
それが決められていたら6-3とセットポイントを握られるところだったが、見送る。
そんな幸運もあり、ミニブレーク・バックできたダニエルが7-5で第一セットを取った。
第2セットは0-6で落とす。
ファイナル・セット、2-0リードのダニエルのサーブで、またまたルード戦でもあった諦めない勝利に対する執念を見せる背走股抜きショットがあった。
このポイントに対する執念を見ればわかるような、ダニエルの見事な勝利だった。

凄い執念の股抜きショットは7:50ごろ。

【ダニエル太郎2回戦ハイライト動画】
ダニエル対ベレッティーニの動画は5:50から8:20。

ダニエル太郎のファイティングスピリット凄い!!!!!!
【日本 男子ATPランキング】
34位 西岡良仁(ミキハウス)
103位 ダニエル太郎(エイブル)
122位 綿貫陽介(フリー)
159位 内田海智(富士薬品)
203位 野口莉央(明治安田生命)
234位 島袋将(有沢製作所)
274位 望月慎太郎(IMG Academy)
282位 内山靖崇(積水化学)
309位 清水悠太(三菱電機)
312位 守屋宏紀(安藤証券)
2003/03/06付 全日本人 男子ATPランキング

最新予想ATPランキング(毎日更新)

【日本女子 WTAランキング】2003/03/06付
65位 大坂なおみ(フリー)
136位 内島萌夏(安藤証券)
138位 日比野菜緒(ブラス)
203位 本玉真唯(島津製作所)
204位 細木咲良(原商)
248位 内藤祐希(亀田製菓)
277位 坂詰姫野(橋本総業)
281位 岡村恭香(橋本総業)
289位 松田美咲(橋本総業)
308位 土居美咲(ミキハウス)
322位 加治遥(島津製作所)
348位 小堀桃子(橋本総業)
368位 西郷里奈(TEAM 自由が丘)
388位 加藤未唯(ザイマックス)
最新予想WTAランキング(毎日更新)

記事:塚越亘/塚越景子 photo:BNP パリバ・オープン