4月26日(土)、バルセロナ、スペインで行われている男子テニスツアーバルセロナ・オープンにおいて錦織圭が決勝進出を決めた。第4シードの錦織は第9シードのグルビス(LAT)を6-2,6-4のストレートで下した。

決勝では地元第6シードのN・アルマグロ(スペイン)を7-5,6-3で破ったノーシードのS・ヒラルド(コロンビア)と対戦することが決まった。

錦織対ヒラルドの対戦成績は錦織の4勝1敗だ。

オーダー・オブ・プレー
ライブスコア

<錦織圭バルセロナオープン準決勝詳細>
〇4)錦織圭 6-2 6-4 ●9)E.Gulbis(LAT)

第1セット
グルビスのサービス、30-0から
バックのダウン・ザ・ライン、ドロップ・ショットを決めグルビスがラブでキープする。

錦織、40-0からダブルフォルトがあるが、修造サーブを決めてキープ、1-1。

二人はツアーでは初対戦 2008年バーミューダで行われたチャレンジャー準々決勝で対戦、錦織が勝っている。

緊張感ある試合が続く。

第5ゲーム、グルビスのサーブ、錦織はデュースに持ち込む。
短くなったボールを攻め、ブレーク・ポイントを掴む、
グルビスのフォアはロング、錦織が先にブレークに成功、3-2とする。

第7ゲーム、グルビスの体めがけてきたセカンド・サーブを錦織は体をずらし、ややジャンプしながらバックでショートクロスに打ち、ライン上に決めた。0-40だ!
グルビスは続くボールをネット、錦織がまたブレーク、5-2。

サービング・フォ・ザ・セット、錦織はラブでキープ、なんと27分でこのセット6-2で先取。

第2セット

グルビスは世界23位、25歳、才能あるプレーヤー。
2007年、18歳でトップ100入り、その年の後半にはトップ50入りしている。
2012年は怪我などでランキングをおとしたが、今年の2月のATPパリ大会でJW・ソンガ(フランス)を破りキャリア通算5勝目をあげるなど乗っているプレーヤーだ。

第2セットに入りグルビスのテニスも冴えてくる。

第3ゲーム、第5ゲームで錦織はブレーク・ポイントを掴んだがグルビスが粘る。

グルビスはインジャリータイムをとり、左脚を伸ばしてもらう。

錦織もネットインのボールを拾うなど粘り強く戦う。

4-4、グルビスのサーブ、
錦織はグルビスのタイミングをはずしたトップスピン・ロブに飛びつき決め、15-30とする。
グルビスのサーブ&ボレーを落ち着いてリターンし足元に沈め、ミスを誘い、15-40とブレーク・ポイントを掴む。
ラリー戦、先にグルビスを振り回す、グルビスはフォアをロング!
このセット、錦織は初めてブレークに成功5-4とした。

サービング・フォ・ザ・マッチ、
30-0からダブルフォルトをするが、ナイス・サーブで40-15とマッチポイント!
またなんとダブルフォルト、初のクレーでの決勝進出でプレッシャーがあるのだろうか?40-30。
11回のラリー戦、フォアをネットでデュースになってしまう。心配だ!

14回のラリー、グルビスのボールがアウト!3回目のマッチポイント!
ファースト・サーブをバックに入れる、グルビスのリターンはロング!

凄い!
錦織が決勝進出だ!!

錦織 圭 ブログ
錦織 圭 データー 1989年12月29日生まれ、24歳

大会名:バルセロナ オープン
ATPカテゴリー:€2,200,000 ATP Tour 500
会場:バルセロナ、スペイン
バルセロナ現地時間(時差-7時間)
期間:04/21-4/27,2014

<決勝>
4)錦織圭 vs S.Giraldo(COL)

<準決勝>
〇S.Giraldo(COL) 75 63 ●6)N.Almagro(ESP)
〇4)錦織圭 62 64 ●9)E.Gulbis(LAT)

<準々決勝>
〇6)N.Almagro(ESP) 26 76(5) 64 ●1)R.Nadal(ESP)
〇S.Giraldo(COL) 64 43ret. ●10)Kohlschreiber(GER)
〇4)錦織圭 61 63 ●12)M.Cilic(CRO)
〇9)E.Gulbis(LAT) 61 64 ●T.Gabashvili(RUS)

<3回戦>
〇1)R.Nadal(ESP) 63 63 ●I.Dodig(CRO)
〇6)N.Almagro(ESP) 63 63 ●11)F.Verdasco(ESP)
〇S.Giraldo(COL) 46 64 75 ●Q)D.Thiem(AUT)
〇10)Kohlschreiber(GER) 75 63 ●J.Melzer(AUT)

〇12)M.Cilic(CRO) 75 67(3) 76(5) ●5)T.Robredo(ESP)
〇4)錦織圭 60 64 ●A.GOLUBEV(KAZ)
〇9)E.Gulbis(LAT) 75 61 ●A.Montanes(ESP)
〇T.Gabashvili(RUS) 64 62 ●W)I.Cervantes(ESP)

<2回戦>
〇4)錦織圭 61 46 63 ●BAUTISTA-AGUT(ESP)
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予選ドロー
ダブルスドロー

錦織はソニーオープン、準々決勝でフェデラーを破るが、股関節の怪我で準決勝ジョコビッチ戦、続くデ杯チェコ戦をやむなく棄権した。その時の辛い選択の様子はテニスクラシック6月号(5月4日発売予定、p5)に掲載。

(記事 テニスジャパン 塚越 亘 写真barcelonaopenbancsabadell.com)