錦織圭敗れた 綿貫陽介シード破り32強 【インディアンウエールズ】

現地3月7日 グランドスラム大会に次ぐ格のビッグ大会 「BNP パリバ・オープン」。シングルス2回戦が行われ、錦織圭は第18シードのウーゴ・アンベール（フランス）に4-6, 3-6のストレートで敗れた。敗れた錦織は、11日からのATPチャレンジャー「アリゾナ・テニス・クラシック」に出場する予定だ。一方、厳しい予選を勝ち抜き、本戦入りを果たした綿貫陽介（SBCメディカルG）は第19シードのトマーシュ・マハツ（チェコ）と対戦。第1セットを4-6で落とすも、第2セットは4-2の時点でマハツが棄権し、綿貫が3回戦進出を決めた。3回戦では第16シードのF・ティアフォー（アメリカ）と対戦する。その試合は現地3月8日の予定。男子ATPツアーはU-NEXTで生放送。見逃し視聴も可。

錦織圭 敗れる

【2回戦】
●錦織圭 4-6 3-6 ◎U・アンベール
アンベールは先月の「オープン13・プロバンス」でツアー7勝目を挙げた26歳の実力者。試合は錦織が先にサービスゲームを落とす展開。すぐにブレークチャンスを迎えるが、0-3とリードを許す。痙攣にも打ち勝ちながら3時間に及ぶ1回戦の激闘の疲れが残っているのか、動きが重い。しかし、徐々にアンベールのプレーを読み、第7ゲームでブレークバック。ダウン・ザ・ラインを決めるなどして4-4に追いつく。4-5で迎えたサービスゲームでは惜しいプレーがありながらも15-40に。フォアの逆クロスリターンエースを決められ、4-6で第1セットを落とした。第2セットも互いにブレークを奪い合う展開となるが、第8ゲームで2度目のサービスダウン。アンベールにサービング・フォー・ザ・マッチを迎えられると、競り合いながらも押し切られ、ストレートで敗れた。しかし、錦織のテニスは着実に戻りつつある。その証拠に、彼のプレーに魅了された観客からは、大きな拍手と声援が送られていた。
頑張れ、錦織圭！　U-NEXTで見逃し視聴可能。

錦織のハイライト動画は10:30から　https://youtu.be/z-5zicyaNgg

綿貫陽介第19シード破る

【2回戦】
◎綿貫陽介 4-6 4-2 ●19]T・マハツ
第1セット、綿貫は第6ゲームでブレークを許すが、すぐにブレークバック。接戦が続くなか、4-5、30-30からの13本続いたラリー戦でフォアのクロスがわずかにワイドし、第1セットを落とした。第2セットは最初のゲームでブレークに成功。勢いに乗る綿貫に対し、マハツは体調不良か、綿貫の攻撃的なプレーに対応しきれないと判断したのか、2-4となったところで棄権した。3回戦では第16シードのF・ティアフォー（アメリカ）と対戦する。試合は現地9日、10日（月）の早朝になるだろう。U-NEXTで生視聴可能。

女子1回戦で、内島萌夏（安藤証券）が2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ（イギリス）を6-3, 6-2で破り、2回戦に進出。2回戦では第3シードのココ・ガウフ（アメリカ）と対戦する。

日本男子トップ300
綿貫陽介256位

記事:塚越亘/塚越景子 photo:佐藤ひろし/H.Sato Supported by HAT