9月19日(火)、東レ・パン パシフィック オープンテニストーナメント2017(東京、有明コロシアム)。

日本で開始される女子テニスの大会で、最高峰に位置づけられる大会。
9月11日付けランキングでNO.1になったムグルッサ、それまでNO.1だったプリスコバ、今年はじめNO.1だったケルバーなどが出場している。

奈良くるみ2回戦へ

114位の奈良くるみ(安藤証券)が、格上のプレーヤーをまた破った。
対戦相手は48位のプティンツェワ(カザフスタン)、2-6、6-4、6-2、30度を超える炎天下の中逆転勝ちだ。

奈良、前週のウィメンズオープンでは1回戦で大坂なおみを6-3, 6-0のストレートで破っている。

「不利な流れを変えて戻せたのは自信になる。次につながる試合」と奈良。

大坂なおみUSオープン再戦敗れる

大坂なおみ 全米でケルバーを破るも、リベンジされた。

元世界1位のA・ケルバー(ドイツ)に3-6、4-6のストレート負け。
USオープン1回戦では前年覇者のケルバーを6-3、6-1で破っていたが、リベンジされてしまった。

第2セットでは3ゲーム連取するなど、一時4-2とリードするも、
「ケルバーは全米オープンの時よりもフォアにサーブを集めてきた。特に最後の3ゲームでは思うようなショットが打てなかった。理由はわからない。」
と前週のウーマンズオープンに続き1回戦負け、テニスの難しさを味わった大坂なおみだった。

尾崎里紗惜敗

タイブレークまで粘るも惜しくも敗退した尾崎

尾﨑里紗(江崎グリコ)はシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)に2-6,6-7(5)で敗れた。

オープニングゲーム、40-0からダブルフォルトなどもあり、落としてしまう。

第2セットは接戦。
5-6、相手サーブ40-30のマッチポイントをしのぎ、タイブレークに持ち込んだ。
タイブレークでは3-0、5-4とリード。迫力ある長いラリー戦が続くが、惜しくも3ポイントを連取され、敗退。

今年はWTAツアーを優先に戦っている尾崎。
「ツアーのレベルで勝つのは簡単じゃない。がそこで戦えているのはすごく意味がある。“粘りながらも、積極的に攻めていくという課題を実践できた」と話す。

<<全2回戦>>
1]G.Muguruza(ESP) vs M.Puig(PUR)
奈良くるみ vs 9]C.Garcia(FRA)
3]C.Wozniacki(DEN) vs S.Rogers(USA)
5]D.Cibulkova(SVK) vs K.Siniakova(CZE)

Q.Wang(CHN) vs A.Pavlyuchenkova(RUS)
4]J.Konta(GBR) vs B.Strycova(CZE)
7]A.Kerber(GER) vs D.Kasatkina(RUS)
2]Ka.Pliskova(CZE) vs Q]M.Linette(POL)

<<日本人プレーヤー1回戦>>
〇奈良くるみ 26 64 62 ●Y・プティンセバ(カザフスタン)
〇A・ケルバー(ドイツ)63 64 ●大坂なおみ
〇S・ロジャーズ(アメリカ)62 76(5) ●尾崎里紗
本戦ドロー
穂積絵莉/加藤未唯、大坂なおみ姉妹、尾崎里紗/奈良くるみ、二宮真琴、青山修子などダブルス出場
ダブルスドロー

『東レPPOテニス』9/16日(土)~24日(日)

第1シードは7月のウィンブルドンで2度目のグランドスラム制覇を果たし、全米オープン後に24人目の女子世界NO.1になったG・ムグルサ(スペイン)、
第2シードは前世界1位のK・プリスコバ(チェコ)、第3シードが前年女王のC・ウォズニアッキ(デンマーク)、第4シードはJ・コンタ(イギリス)。

記事:塚越亘 塚越景子 写真 鯉沼宣之、伊藤功巳/TennisJapan