★WTA女子テニスツアー(WTA International)
■HP Open, Osaka, Japan(Hard/Outdoors)
10月14日、大阪の靱テニスセンターで開催されているWTA女子インターナショナル大会HPジャパン女子オープン(賞金総額$220,000、ハード)の女子シングルス2回戦が行われ、第6シードのクルム伊達公子(40歳)が、ワイルドカード(大会主催者推薦)で出場の中村藍子(26歳)を 6-2 6-0 で下し、準々決勝進出を決めた。


注目の日本人対決はクルム伊達の完勝で終わった。1回戦で膝の怪我から復帰後、初の勝利を挙げた中村はこの日、クルム伊達のリターンのプレシャーからか、ダブルフォルトを6本も叩き出すなどサービスゲームでポイントが奪えない。結局、6個のブレークを奪ったクルム伊達が、僅か52分で試合を決めた。
クルム伊達は、準々決勝で第1シード、世界ランク8位のサマンサ・ストーサー(26歳、オーストラリア)と対戦する。両者は初対戦。これまで幾度と無く上位選手を下してきたクルム伊達、世界8位をどう攻略するか注目が集まる。
また、不田涼子(23歳)は世界ランク13位の強豪シャハー・ピアー(23歳、イスラエル)と対戦、第1セットを2つのブレークで 6-3 と奪い先行するも、第2セット以降はピアーのサービスを1度もブレークできず 1-6 3-6 で逆転負けを喫した。
その他では、第7シードのイベタ・ベネソバ(27歳、チェコ)がアルバータ・ブリアンティ(30歳、イタリア)を 6-1 7-5 で、ベテランのジル・クレイバス(36歳、米国)がSAVCHUK, Olga(23歳、ウクライナ)を 6-1 6-1 で下し準々決勝進出を決めた。
大会5日目となる15日は、女子シングルス準々決勝とダブルスの準々決勝1試合、準決勝1試合が行われる予定。
◆15日(金)シングルス試合予定
マリオン・バルトリ(26歳、フランス)[2] vs ジル・クレイバス(36歳、米国)
 >センターコート第1試合(午前11時開始)
タマリネ・タナスガーン(33歳、タイ) vs カイチェン・チャン(19歳、台湾)
 >センターコート第2試合
シャハー・ピアー(23歳、イスラエル)[3] vs イベタ・ベネソバ(27歳、チェコ)[7]
 >センターコート第3試合
サマンサ・ストーサー(26歳、オーストラリア)[1] vs クルム伊達公子(40歳)[6]
 >センターコート第4試合
◆ダブルス試合予定
前川綾香(28歳)/TANANTA, Lavinia(22歳、インドネシア) vs アルバータ・ブリアンティ(30歳、イタリア)/マグダレナ・リバリコワ(22歳、スロバキア)[1]
 >1番コート第1試合(午後1時開始)
青山修子(22歳)/藤原里華(29歳) vs CHAN, Chin-Wei(25歳、台湾)/GRANDIN, Natalie(29歳、南アフリカ)[2]
 >センターコート第5試合(午後5時30分開始)
ライブスコア⇒こちら(大会公式サイト)

WTA International: $220,000 HP Open

シングルス
準々決勝

【トップハーフ】
サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[1] vs クルム伊達公子[6]
シャハー・ピアー(イスラエル)[3] vs イベタ・ベネソバ(チェコ)[7]
【ボトムハーフ】
タマリネ・タナスガーン(タイ) vs カイチェン・チャン(台湾)
ジル・クレイバス(米国) vs マリオン・バルトリ(フランス)[2]

2回戦

【トップハーフ】
サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[1] 6-0 6-3 ●波形純理
クルム伊達公子[6] 6-2 6-0 ●中村藍子(WC)