オーストラリア・メルボルンで開催中のシーズン最初のグランドスラム「全豪オープンテニス」。大会第4日目に行われた男子シングルス2回戦で、地元オーストラリアのマシュー・エブデン(24歳)に2セットダウンからの大逆転で勝利し、2年連続での3回戦進出を果たした錦織圭(22歳)に連日独占生放送中のWOWOWが独占インタビューを行った。


錦織は大会第6日目の21日にジュリアン・ベネトー(30歳、フランス)と対戦する。
Q:第1・2セットは少し堅かったようにみえましたが。
錦織:自分のミスもすごくあったのですが、相手がとてもいいプレーをしていて、いくら自分が攻めてもいいディフェンスで切り返され、カウンターも巧くて、最初の2セットは普通に何もできませんでした。
Q:そんな中でも、試合の中で戦い方を少し変えたように見えましたがいかがでしょうか?
錦織:第3セットは入る時から気持ちを切り替えて、少し攻める、ミスを減らすという作戦を持っていったので、ゲームをこなすごとに、少しずつ自分のテニスも良くなっていきました。
Q:今までにないトレーニングを取り入れて、変わっているという手応えはありますか?
錦織:少しずつですが、ふられた時のバランスだったり、サーブのフィニッシュのポーズだったり、バランスを意識することも最近は多くやっています。あとは、2セットダウンしても体力面で心配しなくていいというか、気持ちを強くもてるところが今の一番の強みかなと思います。
Q:次の3回戦の対戦相手ジュリアン・ベネトー選手の印象と対策はありますか?
錦織:どんどん自分から攻めてくる強い選手だと思います。対策としては、しっかりしたディフェンス力が必要になってくると思います。
写真:AP/アフロ、クリックで拡大