wimbledon_morita_2nd.jpgロンドン郊外で開催中のウィンブルドン選手権は、27日に男女1回戦および2回戦を行い、2回戦を戦った森田あゆみは、彭帥(ポン・シュアイ)に6-7、3-6で敗れた。


※写真は、腰痛に悩まされ2回戦で彭帥に敗れた森田あゆみ
初戦を快勝した森田は、この日も「プレー自体は、いいテニスができていた」という。テイクバックを小さくした新フォームと、初戦の勝利で得た自信。だが、今日の試合で彼女の敵となったのは、今年に入ってから再三悩まされている、腰の痛みだ。
前哨戦のバーミンガムで負った腰のケガは、第1セット最後のポイントで転倒した際に再発した。
「転んだときに腰を打った衝撃で痛みが来て、プレーを続けているうちにひどくなっていった」という痛みと筋肉の硬直は、試合が終わって1時間ほど経過した時点でもなお、歩くだけでも違和感を感じる状態だという。これでは、勝利を望むのは酷だった。
同じような症状が再三起きる原因は、打ち方や構えの姿勢に起因するのではとの見方もあるが、現時点では不明。治療を受け完璧な状態で試合に備えても、ひとつの動きで痛みと違和感に襲われるので、予防も困難な状況だという。テニスはいい形ができつつあるのに、身体がいうことをきかないジレンマに悩まされた今大会。今後は原因の解明と、トレーニング法も含めた対策が急務となる。