【HEAD ラケット】グラフィン XT SPEED REV PROについて

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HEADから2015年に発売されたHEAD XT SPEEDシリーズ。
その中でも、これまでのラケットの概念を覆すかもしれない、HEAD XT SPEED REV PROを紹介します。

気になりながらも、これまでのラケットの常識から試打すらしていない方も多いのではないでしょうか。

ラケット詳細
ウェイト 265g
ヘッドサイズ 98
バランス340mm
長さ 27.4インチ

 

ラケットの重さは265g。

普通であれば、初心者用、ジュニア用の重さと考える方も多いかもしれませんが、そうでは無く、一般の男性のスイングスピードの速い方でも扱えるラケットだという事をまずは強調したいと思います。

こんなに軽くては相手のボールに打ち負けるんじゃないの?

実際に私も同じ気持ちがあったので、使うまでは半信半疑でしたが、いざ使用してみて驚きました。

打ち負けるという感じよりも、今使用している(HEAD グラフィンエクストリームプロ315g)とほぼ変わらない感覚!!

265gと315gの重さの違いがあるのに、なぜそのような事があり得るのか、解決してくれたのはこちらでした。

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Swing Weight(スイングウェイト)!!

聞きなれない言葉で知らない方も多いと思います。

スイングウェイトについて、とても詳しく説明されているブログがありましたので、リンクさせて頂きます。
テニスラケットのスイングウェイトについて

簡単に言えば、実際にラケットを振った時に感じる重さという事です。

(HEAD グラフィンエクストリームプロ315g)のスイングウェイトは323g。

ちなみに、HEAD XT SPEED PROのスイングウェイトも323g。

 

スイングウェイトが軽すぎるとボールに押されやすくなるので、力んで打つようになりやすいでしょう。
フレームの重量が320gであっても、スイングウェイトが260などというケースもあるので、重量が重いから打ち負けないとは限らないわけです。(tennis-one ブログより)



皆さんのラケットのスイングウェイトがどれ位か調べたくなりませんか?

Tennis Warehouse の動画の中で、自分のラケットの動画をみると確認出来ると思います。

さて、もう一つ私が気になった、特殊な構造は、ヨーク部分にありました。

SPEED REV PROを支えるヨーク部分の構造とは!!

ヨーク部分
ヨーク部分とは上記の場所で、通常のHEAD XT SPEED PROやMPよりもREV PROはかなり細く設計されています。

こちらの形はHEAD Graphene Radicalシリーズでも同様でした。

なぜこの形なのか、HEADの担当者の方に聞いてみました。

SPEED REVPROは、SPEEDそのもののコンセプト(ハードストローカー向け)をしっかり踏襲しながらも超軽量で、その軽さにより「速く振れる」を誰にでも実現できるよう設計されています。「速く振れる=よりラケットトップ方向でヒットする割合が高くなる」ことで、ラケットトップに向かうほど厚みを増しフレームパワーを高めています。反対にスロート側にはねじれを抑える強さと振り抜きをよくするための空気抵抗減が必要となり、その実現のためにヨーク部分は細く強く設計されています。(言い換えれば、軽いラケットの場合、手元近くで打つ割合は大きく減ってきますので反発力を高める必要性はあまりないということです。)

「速く振れる」という事を私が特に実感出来たのは、バックハンド(トップスピン)でした。

これまでイメージしていても、中々打てなかった軌道のボールが自然と打てたのは、明らかにラケットヘッドのスピードが上がったからだと思われます。

サーブでも、感覚的にはバドミントンのラケットの様なラケットヘッドの返る感覚を実感していて、バックハンド同様「速く振れる」という感じがしています。

ただラケット自体の重さが無いからなのか、ディフェンス時のスライスでボールが上手く飛んでくれません。

前 (HEAD グラフィンエクストリームプロ315g) スイングウェイトは323g
今 HEAD XT SPEED REV PRO 265g スイングウェイト316g

スイングウェイトがほぼ変わらずラケットの重さだけが、50g軽いという事は、より大きな力を継続して出し続けないといけないという事になります。

真ん中で打ち合っているだけでしたら、315gのラケットでも問題無いです。

ただ長い時間プレーして、しかも左右に振られた時に何度もボールを返球している時には、265gと315gのラケットでは体力的にも大きく違うように私は思います。

まとめ

重くなければ相手のボールに打ち負ける。

という概念は置いておいて、まずは使ってみる価値のあるラケットです。

また、その場で打ち合うだけではなく、動かされた中でこそラケットの良さが発揮されるラケットかなと思うので、その辺りを考慮して使用して頂くと良いと思います。

ラケットは素材の進化により、新しい方向に動き出しているように感じます。

REV=レボリューション

です。

HEAD XT SPEED REV PROについて

他動画

【Fukky’sインプレ】HEAD GRAPHENEXT SPEED REV PRO

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