スティールを成功させる為の導入練習

前回紹介したスティールという動きを身につける為の導入練習の1つを紹介します。
これは私達が韓国遠征中の早朝練習で行ったフットワークトレーニングの一部です。
ゴールは試合の中の様々な状況の中でスティールが出来ることなのですが、ポイント練習の中で指導しているだけでは正しい動き「型」を作ることは難しくなります。
はじめはラケットを持たずに動き(フットワーク)の練習を行い、次にラケットを使用して素振りをしながらその「型」を再現していきます。この練習と平行しながらプロテニス選手のスティールの場面を見て、相手の状況をイメージしながら練習を行い、目の動き、ボレー時のラケットの準備等の細かい事も同時に伝えます。
ネットを取る感覚に優れている選手も中にはいることでしょう。でも私達指導者はそうでは無い選手にも、この動きを習得出来る様に工夫する必要があります。
色々な導入方法があると思いますが、参考までにご紹介させて頂きました。

昨年の年末年始のキャンプで「TPPトレーニングスタジオ」の田中歩トレーナーからフットワークトレーニングについて学ぶ機会がありました。この練習は、そのトレーニングを基本にして私なりのアレンジを加えています。

「ラケットを持たないと良い動きをするんだけどな。」こんな声を聞くことはないでしょうか。
フットワークトレーニングで使用している動きと、実際のプレーの動きに差がある選手というは実際に少なくありません。せっかくトレーニングを一生懸命に積んでいるのに、プレーにはほとんど効果がない。それではあまりにも辛い。ですから、その差を埋める為のトレーニングが非常に重要になってくるのではないでしょうか。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。全て必須項目となります。