「スティール」
ラットショット等の外へ追い出すボールで対戦相手のバランスを崩し、相手が返球したスライスや浮いたボールに対してタイミングよくネットを取り、ボレーやドライブボレーできめるための動きのこと。戦術の上でも非常に重要な動きになります。
今日の練習試合のテーマは、「スティールを上手く使いながら、ゲームを展開すること」。決してミスを恐れずに失敗から学ぶ位のつもりで取り組む様に伝えました。この「スティール」は相手の動きをよく見て予測・判断が要求されるショットです。このポイントの取り方は、12歳以下までにきちんと身につけたい動きの1つです。
ただボールをハードヒットするだけのテニスをしていると12歳以下までは勝てるかもしれませんが、14歳以下、16歳以下、まわりの選手もパワーが付いて来た時に勝負できるかは?です。
このビデオに映っている松田康希君(小5)は、何度も失敗して失敗してようやくゲームの中でスティールでポイントが取れるようになりました。おそらく1年間は繰り返しトライしてきたことでしょう。
コーチは目指すテニスがあれば、目の前の勝利を追いすぎず、子どもの成長を待ってあげることも大切ではないでしょうか。
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