Thailand Openで学んだことを活かす練習法(1)

Andy MurrayとDonald YoungのPTT Thailand Openの決勝は6-2,6-0と一方的なスコアになったようですね。今回Andy Murrayの試合は常にナイトセッションに組まれていたので、見る事が出来ませんでした。それだけが心残りです。

さて、PTT Thailand Openを見てきて私の仕事はそこで学んできた事を、指導している生徒にどのように身につけさせていくかということです。
ATPツアーで戦う上位選手ほど、判断が正確で早いので、チャンスを決して逃しません。ですから試合自体はお決まりのパターンが多く、ある意味シンプルです。

下の動画は今取り組んでいる練習の1つ。
両コート中央にエリアを作って(この練習はよく指導書等で見かけます)、このエリアの中に入ればアタックをし、逆にこのエリアに入れてしまえばアタックをされてしまいます。素早い判断が求められる練習です。
このエリア練習はストロークでも使用しているのですが、こちらはサービスリターンから4本目までの練習。サーブからの3本目攻撃と、効果的なリターンを意識して練習を行っています。
(サーブからの3本目攻撃と、効果的なリターンについては過去の戦術とテクニックの項目から確認できます。)

こちらがエリアの中にリターンを打ってしまい、相手に攻撃をされるパターン。

こちらはエリア外に効果的なリターンを打ち、相手のバランスが崩れたことを確認し、すかさずスティールをしています。

プレーしているのは奥が4年生、手前が5年生の生徒です。
ボールを強く打つ事だけが練習ではなく、このような判断を養うこともジュニア時代に身につけなくてはいけない大切な技術であるとThailand Openから学び、さっそく練習で取り組んでいます。


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