本日の結果です。
シングルス本戦2R
Machida Tasuku 7-5, 6-2 RUMAMBI,F[8](INA)
ダブルス本戦1R
Machida/Krittabun(THA) 6-4, 6-0 ANSHORI/RASYID(INA)
シングルスは本戦2Rで第8シードに勝利して、嬉しいITFジュニアポイント初獲得です。
今大会、2つの数字(ファーストサーブの確率とリターンミスの数)に注目して試合を見る様にしています。
①1stセット(7-5)
サービスゲーム
1ゲーム目 5/4(80%)(5ポイントをプレーし、4本のファーストサーブが成功) ○(キープ)
3ゲーム目 5/2(40%) ○(キープ)
5ゲーム目 6/4(66%) ○(キープ)
7ゲーム目 10/2(20%) ○(キープ)
9ゲーム目 6/2(33%) ×(サービスダウン)
11ゲーム目 4/3(75%)○(キープ)
リターンゲーム(リターンミス)
2ゲーム目 0個 ○(ブレイクに成功)
4ゲーム目 2個 ×(相手のサービスキープ)
6ゲーム目 2個 ×
8ゲーム目 2個 ×
10ゲーム目 3個 ×
12ゲーム目 1個 ○(サービスブレイク)
2ndセット(6-2)
サービスゲーム
1ゲーム目 8/6(75%) ○(キープ)
3ゲーム目 6/4(66%) ○(キープ)
5ゲーム目 5/4(80%) ○(キープ)
7ゲーム目 6/5(83%) ○(キープ)
リターンゲーム(リターンミス)
2ゲーム目 1個 ×
4ゲーム目 2個 ×
6ゲーム目 0個 ○(サービスブレイク)
8ゲーム目 1個 ○(サービスブレイク)
会計学の簡単な本を読んだ時に、会計士は数字を分析して事実を読み取るということを学びました。プロの試合ではマッチステイタスというのがあるように、テニスにおいても数字を分析をして、事実を知るという事は非常に重要であると感じています。
この試合のファーストサーブの確率と、リターンミスの数から挙げられる事実は下記の2つになります。
・ファーストサーブが66%以上入った場合は100%自分のサービスゲームをキープ出来ている事。
・リターンミスを1ゲームで2個した時にはブレイク出来ていない事。
これは予測ではなく、紛れもない事実です。
簡単に言えば、サービスゲームは66%以上、リターンミスを1ゲームで1個までに押さえれば勝利の可能性が非常に高くなるということが考えられます。
逆にそれ以下に落ちれば、負ける可能性が高くなるということです。
またリターンミスの数とファーストサーブの確率に関係があるのではないかということも、下記の数字から予測することが出来ます。
1stセット
6ゲーム目 2個 ×
7ゲーム目 10/2(20%) ○(キープ)
8ゲーム目 2個 ×
9ゲーム目 6/2(33%) ×(サービスダウン)
10ゲーム目 3個 ×
ファーストセット中盤からリターンミスが増え、その後からファーストサービスの確率が落ち、サービスゲームでのプレーするポイント数が増えました。
ここから、リターンミスの数が増え、相手に簡単にゲームを与えることで、自分のサービスゲームにプレッシャーがかかり1stサーブの確率が落ちているのではないかということが予測されます。
これは事実ではなく、あくまで予測です。
しかし、2ndセットのリターンのミスの数が少なくなったことで、ファーストサーブの確率が上がっているので、上記の見解が当たっている確率は高くなるのではないでしょうか。
常にこういった確率と事実を選手が頭の中に入れてプレーすることが、勝利につながっていくと考えています。行き当たりばったりだけで、勝利を掴む事は決して出来ないでしょう。
実際に指導する上でも、この様な数字を挙げて試合後にアドバイスをすると説得力があります。
コメント
酒井コーチ
わかり易くて参考になりました!
俺は数字が苦手なので、、、。
こちらも濱浦さんのブログからヒントを頂いています。
いつも私の脳を刺激する内容を有り難うございます。