ITF Junior Thailandの1週目。昨日より本戦がスタートしたのですが、雨の為順延。
残りの試合を今日の午前中に行い、ダブルスの本戦1Rはまたまた雨の為、明日に持ち越しとなりました。
今日の結果です。
本戦1R
Ryota Tanuma 6-2, 6-1 Pran PHAKDEEKITCHAROEN(THA)(WC)
Shoki Kasahara 6-4, 0-6, 2-6 Pin MAHATHAVORN(THA)(WC)
Keito Iijima 6-7(6), 6-2, 6-1 Paramin PLODPAI(THA)[11]
明日の日程です。
本戦2Rシングルス
Ryota Tanuma vs Donkyung Kim(KOR)[2]
Iijima Keito vsNatiwwut(Thai)
本戦1Rダブルス
Shoki Kasahara/LAM,Chak Pong Marco vs KAEWSUTO,Chayanon/KUMTHONKITTIKUL,W
Ryota Tanuma/Iijima Keito vs ISAROW Pruchya/BORISUTOPONG P
本戦1Rを戦った笠原は、体調不良の中ファーストセットを取るものの、セカンド、ファイナルセットは完全に足が止まってしまいました。最後まで諦めずに戦っていたので、この頑張りはダブルスと来週のトーナメントに生かされると信じています。
さて、今大会、非常に沢山の日本人の選手、そしてコーチまでも嘔吐、下痢、発熱といった体調不良に悩まされています。(選手、コーチの約8割がそのような症状が出ています。)
最初は食中毒かなとも思ったのですが、選手が泊まっているホテル、食事をしている場所も様々であること、症状がタイに来てから約3日か4日であらわれることを見ると、原因は違うとも考えられます。(他の国の方は全く問題が無く、日本人のみがこのような症状が出ています。)
おそらく暑さで疲れて免疫力が低下した所に、菌やウイルスが腸に入り、調子を崩してしまうのだと思われます。今の時期、タイの日本人学校でも流行っていると聞いていたので、全く同じものではないでしょうか。
私たちのグループは、飲み物や氷、食べ物に気をつけ、細心の注意をしながら生活していたのですが、体調不良の選手が数名出てしまいました。
今回の様に、遠征をしていると、どうしても避けられない不足の事態が出てきます。そういった場合には、迅速に判断を下し、実行をする必要があります。
今回は、具合が悪くなってからは、直ぐに病院で注射や、点滴を打ってもらうなど適切な処置を心がけ、何とか元気にコートに立って試合が出来るようにと思い、シンガポール校の平畑コーチと一緒に走り回っていました。
私たちコーチ陣が病気になってしまうのだけは、避けようと2人で常に気を張っています。
平畑コーチも選手のことを思い、初のITFジュニア遠征にも関わらず、とても一生懸命頑張ってくれています。
今回日本からの初の海外遠征で、具合が悪くなり、非常に苦い経験をした選手もいます。
私はタイ語がある程度出来るという事で、具合の悪い人たちと病院の連絡等を何度かお手伝いをしました。
この選手達は本当に気の毒なのですが、これからテニスを続けていくにあたってトーナメントを回っていけば、今回の様なことが必ず起こりえるという話しを少しだけしました。
大事なのは、何かが起こった時の対応であり、その中で最善の選択をすることだと思います。
今回病気になってしまった選手は、次回は何に気をつけなければいけないのか、またその対応を学んだことでしょう。
苦い経験ではありますが、良い勉強になったと思い、これに懲りず、また遠征に挑戦して欲しいと思います。
具合が悪くなった方が、少しでも早く快方に向かうよう願っています。