「テイクバックの仕方」については、これまで色々と議論されてきたと思いますが、現在は、「テイクバックは腕で引かない」という情報を見たり聞いたりする事が多いと思います。
私もそれに賛成です。
映像を見ると、一見腕でラケットを引いているようにも見えますが、選手は腕で引いている感覚は無いと考えています。腕でラケットを引くと、振り遅れたり、色々な球種のボールに、タイミングがなかなか合いにくくなります。運動連鎖が上手く使えないので、ボールに力が加わりにくい、体力の消耗が大きいということもありますね。
私は、テイクバックの仕方については「股関節をいれる」又は「内転筋をしめる」という表現を使用しています。
「股関節をいれる」「内転筋をしめる」ことでテイクバックがスタートして、ラケットを持つ腕が自然に準備された所が、テイクバック完了の形です。
こちらにあげた4選手の、ラケットの準備の形は様々ですが(グリップの持ち方にも影響していると思います。)、「股関節をいれる」「内転筋をしめる」は共通しているのが、確認出来ると思います。
選手のフォームを真似する時は、外から見ただけでは分かりにくい、体の使い方(内部意識や感覚)を理解する必要がありますね。
(ラファエルナダル)
(ノバクジョコビッチ)
(ロジャーフェデラー)
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