この写真を撮ったのが、年初めのallout challenge 2013の時ですから、既に半年が過ぎようとしているのですね。プレイヤーズクラスの選手の皆さんは、半年前に決めた目標を達成出来たのかどうかを、確認する必要があります。出来た、出来ないで終わらずに、どうして達成出来たのか、なぜ出来なかったのか、1年後の目標を達成する為には残りの6ヶ月で何が必要なのか等を具体的に考えていきましょう。
さて、今週末よりマレーシア遠征に行ってきます。
マラッカ、ペナンで2週に渡って行われるU14のATFトーナメントに出場する予定です。
目的は、ITFジュニアトーナメントに向けての準備です。
12歳?14歳の選手にとって、13歳から18歳まで参戦出来るITFジュニアトーナメントで(Grade5,4からのスタートであれば実際には16歳までの選手がほとんどですが)3セットマッチを戦うというのは、まずは体力的に厳しいものがあります。
4ゲームマッチや、1セットマッチしかこれまで経験していない選手にとっては、尚更です。
13歳からITFジュニアのGrade5,4で、直ぐに勝ち上がっていくレベルの選手となると、1年や1年半で直ぐに100番、200番のランキングまで駆け上ります。
私がこれまで見てきた経験で言うと、そういった選手は年末のアメリカで行われるU12のオレンジボールで活躍しています。
アジアの選手であればITFジュニアへ、ヨーロッパの選手であればETAの試合を主に戦っているようです。
実際に、2年前のオレンジボールの優勝者は、現在U14のETAでランキングNo1に、昨年の優勝者は、10番台に位置していて、毎週の様にヨーロッパの各国で行われている3セットマッチのトーナメントでしのぎを削り合っています。
そういった選手であれば別ですが、ある程度の力の選手では13歳、14歳でのITFジュニアへの出場は予選を勝ち上がり、本戦で勝利する為に、かなりの時間を必要とするでしょう。ドローに恵まれて勝ち上がったとしても、本当に実力が伴っていなければ、その後のレベルで勝てなくなる事は言うまでもありません。
男の子であれば特に体格の差を感じる年齢でもあります。1試合に出場して負けて戻ってくるノックアウト形式は、この年齢の選手の強化の為のトーナメントとして設定するには、試合数、金銭的な事を考えても、なかなか難しい所があります。
ヨーロッパやアメリカとなると更にハードルは高くなります。
その点、U14ATFトーナメントは、32のメインドローに入った選手は、最後の順位決めまで試合をしてくれる事、各国の選手と試合が出来る(実際には地元の選手が多数)事もあり、強化として有効だと考えています。
また、マレーシアから更新します。