シード選手が順調に勝ち上がっていますが、クレーコートこそクレー巧者とそうでない選手の実力差がはっきり出るコートサーフェスではないでしょうか。
ゲームを取れない選手は、とことん取れない。
クレーコートでのポイントの取り方、相手の崩し方といった、より戦術的な要素が、クレーコートでは必要なのだと想像できます。
それらの戦術を使用する為の技術(ドロップショット、ロブ、ヘビースピン)が使用出来るかどうかも重要です。
クレーコートを得意としている選手は、クレーコートで有効な戦術を用いて、近年ハードコートでも活躍しているように思えます。
という事は、クレーコートで使う戦術をハードコートで使用する(アレンジあり)事は、勝利の法則が詰まっているのでは?と単純に考えてしまいます。
数年前オレンジボールに選手を引率した際にも感じましたが(12歳以下はグリーンクレーでした)、勝っている選手はポイントの取り方を、低年齢からきちんと理解しているように感じました。
そして簡単に負けない。
その当時、12歳のカナダ人の選手のプレーがとても印象的だったので、彼のコーチに、「戦術はどうやって教えているか」聞いたところ、「クレーコートでプレーさせるのが一番」と言われたのを思い出しました。
では、クレーコートで練習すれば良いのか?
練習はもちろん必要不可欠でしょう。
ただ、私は、それだけでは不十分だと思います。
クレーコートで練習していても、強い選手と弱い選手は当然います。
強い選手がどうプレーしているかを学び、自分のものにしていくこと。
どのコートサーフェスでもそうですが、なぜ勝っているのか?を明確にする事が大切です。
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