フェドカップ アジアオセアニア予選を見にタイのホアヒンに来ています。
今回は、APF Academiesの生徒4名を引率しての観戦、練習の遠征です。
昨日、日本チームはタイに劇的勝利を収め、本日の決勝進出を果たしました。
TENNIS DAILY 日本がタイに勝利し大逆転で台湾との決勝へ進出 [フェド杯アジア/オセアニア1部]
2-5
昨日の試合はこのゲームがキーでした。
このゲームからの逆転勝利は決して珍しいものではありません。相手が勝ちを意識して固くなったり、負けている方の開き直りのショットが入ってきたり。
ただそれが、フェドカップ、そして3試合連続、決勝進出を掛けて負けられない試合といった色々な条件の中で起こるとは、誰が想像できるでしょう。
1試合目、シングルスNo2穂積選手に対してタイのブンヤイ選手が4-6,2-5からの逆転勝利。
2試合目、シングルスNo1の日比野選手が、タイのクムクム選手に0-6,2-5からの逆転勝利。
3試合目、ダブルスは青山・穂積選手がファースト2-5からの逆転勝利。
全ての試合が、誰もが試合の途中で流れが変わったのが目に見えて分かる3試合でした。
実はタイチームは1試合目、穂積選手に対してセカンドセットを2-5から逆転してセットを取った所で決勝進出を確信しコーチ同士が握手をしていたんです。
実際にその時点で、自力での決勝進出は難しくなったのですが、既に2敗していたインドチームがウズベキスタンチームに勝利した事で勝利の可能性が見え、その中シングルスNo1の日比野選手がセカンド2-5。
完全に会場のタイ応援団、そしてタイチームは勝利を信じていました。
2-5と劣勢の中からも勝利を信じて戦った日比野選手、そして怪我で試合にでれなかった奈良選手が一番大きな声をだして応援し、チーム1丸となって戦った日本チーム。
まるでドラマのような結末に、本当に驚きを隠せません。
私は昨日の試合の余韻に未だに浸っていますが、日本チームは今日勝つことしか考えていないことでしょう。
決戦はタイ時間16:00スタートです。
という所で終わりたいのですが、なぜ逆転勝利に結びついたのか、逆にきちんと試合を終わらせる為には何が必要だったのかという事を、コーチの立場で考えています。
この団体戦が終わればすぐにツアーのスタート。
この経験を次にどう繋げるのかが大切ですね。