6月29日(土)、ウィンブルドン6日目、錦織圭、クルム伊達公子の3回戦が行われ、錦織、クルム伊達共に残念ながら敗れてしまった。

錦織圭がセピに逆転負けを喫した。1-1のセットオール後、第3セットをタイブレークの末に取った錦織、しかしセピの攻撃に押され「気持ちが守り気味になっていた。」と言う。今年のセピはフルセット・スペシャリストと言われている。今年5セットマッチを6回やり6回とも勝利した。オーストラリアン・オープンでは2、3回戦、全仏でも1、2回戦、そしてこのウィンブルドンでも1回戦、その間にはデ杯カナダ戦では、プレッシャーの中、2セットダウンからの逆転勝ちを収めている選手だった。

<男子3回戦>
○23)A.Seppi(ITA) 36 62 67 61 64 ●12)錦織圭

セピのサーブで始まる。
ラリー戦、イレギューラバウンドがあり、ボールが弾まずセピはそのボールが取れない、錦織に30-40とブレーク・チャンスがきた。
バックのクロスを決めて、いきなりブレークのスタートだ!

1-3、セピのサーブ、フォアのクロスに振り、今度はフォアのダウン・ザ・ラインを決めて15-40とブレーク・ポイントを握る錦織。
ジュースになるが、ジュース後にまたブレーク・ポイント、3度ブレーク・ポイントがあったが、セピはしつこくキープした。(錦織2-3)

3-5、セピのサーブ、30-40と錦織にセットポイントがきた。
ラリー戦、フォアをダウン・ザ・ラインに決めて錦織が第1セットを取る。

攻めすぎもせず、セピのミスを誘発させるようなプレーをした錦織、風格を感じるプレーだ。

第2セット

錦織のサーブで0-40、セピが攻めてきている。
15-40から錦織はストロークをネット、セピのブレークで第2セットは始まる。

セピのサーブ、第2ゲーム、すぐ錦織も15-40とブレーク・ポイントを握ったがセピはジュースに。
4度目のジュース、見応えのある良いラリー戦が続く、セピが2-0とキープする。

錦織、ダブルフォルトで0-30、Tへセカンドサーブを打ったがフォルトの判定だった。オンライのようだったが。
0-40とピンチ!
15-40、セピは先に振り、ネットについてボレーを決めた。なんと錦織0-3とピンチ

第5ゲーム、錦織はラブで第2セット初めてキープ、(錦織1-4)

5-2、セピのサービィング・フォア・ザ・セット、
錦織はリターン・エース連続!0-40とブレーク・ポイントを握るが、
30-40、錦織は攻め、そして前に出てボレーを打つがロングに、ジュース。

サービス・エース級でセピはセットポイント!
ラリー戦、錦織は攻められネット。
セピが第2セットを取り返す。

第3セット

錦織のサーブ、ジュース、19回のラリー戦はセピが取り、ブレーク・ポイントを握られる。
錦織はパッシング・ショットを決め2度目のジュースに。そしてナイスキープした。(錦織1-0)

第2ゲーム、錦織はラブでブレークする。(錦織2-0)
第3ゲームもラブでキープ、錦織3-0。

錦織ワンアップのまま5-3になる、錦織のサービィング・フォア・ザ・セット、
30-30、ここでフォアクロスにサービス・エース、セットポイント!
クロスコートのボールをダウン・ザ・ラインに決められジュースに。

ブレーク・ポイントを握られ、短くなったボールをフォアで決められ、サーブを落とす。(錦織4-5)

第10ゲーム、左右に素晴らしいポイントが続く、セピはネットにつきボレーを決める。
錦織もラリー戦からダウン・ザ・ラインを決め返す。
30-30からセピはナイスサーブでキープ、5-5と追いつかれた。

セピのストロークは地味だが良く返す。それも難しいショットをなんなく入れてくる。

タイブレーク  

錦織のサーブ、長いラリー戦はセピが取る。
お互いにサービスポイントを落とすミニブレークがつづく、2-2。

2ポイント錦織が取り、4-2とリードするが、5-4に(ミニブレークは対等となってしまう)。

セピの逆クロスがワイド、錦織6-4とセットポイント
錦織は攻め、セピのバックはネットに、7-4で錦織がタイブレークを制した。

第4セット

第4ゲーム、競り合うが錦織はジュースの末にブレークを許す。(セピ 3-1)

第6ゲーム、錦織はラブでサーブを落とす。最後のポイントはネット際のショートボール合戦、逆をつかれた。(錦織1-5)

5-1、セピはラブでキープ。

このセット、錦織は捨ててファイナル・セットにかけているようだ。
これも錦織なりの戦術だろう、2008年USオープン3回戦で世界4位のフェレーロに勝った試合の時もそうだったので。
実際錦織のファイナル・セットに縺れた時の勝率は8割を越える。グランドスラム大会での5セットマッチでは85%と言うデーターがある。

ファイナル・セット

トレーナーを呼び腹這いになり、治療を受ける。

インタビュー後わかったことだが、錦織は「膝と、今日は足首も痛くて、正直、試合前はリタイアを考えるような状況だった」と言う。
芝でのプレーの負担に耐えきれないほど体は悲鳴をあげていた。

最初のゲーム、錦織のサーブ、ジュースになるが、ダブルフォルト
2度目のジュース、アプローチショットがロングと2度ブレーク・ポイントを掴まれる。
5度目のジュースの末に錦織がキープした。ナイスキープだ!(錦織1-0)

3-3、ジュース、前につめたがローボレーをネット、ブレーク・ポイントを握られる。
16回続いたラリー、ややイレギュラーしたか?錦織はバックをネット、先にサーブを落としてしまった。(錦織3-4)

リターン・エースを狙ったバックのダウン・ザ・ラインはわずかにワイド、セピがキープする。セピが先に5-3とする。

第9ゲーム、錦織はラブでキープし食い下がる。錦織から4-5とつなぐ。

5-4、セピのサービィング・フォア・ザ・マッチ、
セピは落ち着いて逆をつきボレーを決める、15-0
14回目のショット、錦織のフォアのストレートはワイド、30-0
サービス・エース、40-0とマッチ・ポイントを握られる。
セピ、Tへサービス・エース!
錦織が負けてしまった。

「悔しい。もうちょっと勝ち上がりたかった。」その悔しさが錦織圭を成長させる。

錦織 圭 ブログ
錦織 圭 データー 1989年12月29日生まれ 23歳

それにしても冷静な試合運び、しっかりしたストロークを持っていた5セットマッチスペシャリストのセピだ。
これにより今年の5セットマッチでの勝利を7つとした。

セピ 5セットマッチ7連勝
オーストラリアン・オープン
2回戦 76 57 67 76 62 ●D.Istomin(UZB)
3回戦 67 63 26 64 62 ●M. Cilic(CRO)

デ杯準々決勝イタリア対カナダ
第1試合57 46 64 63 63 ●V. Pospisil(CAN)

フレンチオープン
1回戦 67 64 63 67 64 ●L.Mayer(ARG)
2回戦 60 76 67 46 63 ●B.Kavcic(SLO)

ウィンブルドン
1回戦 76 76 57 36 63 ●D.Istomin(UZB)
3回戦 36 62 67 61 64 ●錦織圭

A.Seppi(ITA) 28位(最高ランキング18位)、190cm、29歳。

大会データー:2013ウィンブルドン
ウィンブルドン、英国
128ドロー、芝
本戦 6/24 – 7/09, 2013
大会日程

オーダー・オブ・プレー
ライブ・スコア
ロンドン現地時刻(日本との時差は-8時間)
ウィンブルドンの天気

<男子3回戦>
○23)A.Seppi(ITA) 36 62 67 61 64 ●12)錦織圭

<2回戦>
○12)錦織圭 76(5) 64 62 ●L.Mayer(ARG)
R.GASQUET(FRA) 60 63 67(5) 63 ●添田豪

<1回戦>
○12)錦織圭 62 64 63 ●M.EBDEN(AUS)
○Q)添田豪 76(6) 75 61 ●HAIDER-MAURER(AUT)
本戦ドロー
男子予選

<女子3回戦>
○1)S.Williams(USA) 62 60 ●クルム伊達公子

<2回戦>
○クルム伊達公子 64 75 ●A.CADANTU(ROU)

<1回戦>
○クルム伊達公子 60 62 ●Q)C.WITTHOEFT(GER)
M.ERAKOVIC(NZL) 46 60 75 ●森田あゆみ
SOLER-ESPINOSA(ESP) 16 64 61 ●土居美咲
女子本戦ドロー
女子予選

青山修子組ベスト16!
<女子ダブルス2回戦>
○青山修子/SCHEEPERS(RSA) )57 63 62 ●Q)Olaru/Savchuk(ROU/UKR)

<ダブルス1回戦>
○青山修子/SCHEEPERS(RSA) 36 63 64 ●9)PAVLYUCHENKOVA(RUS)/SAFAROVA(CZE)
○FLIPKENS(BEL)/RYBARIKOVA(SVK) 63 63 ●森田あゆみ/CIRSTEA(ROU)
○MCHALE(USA)/PASZEK(AUT) 76(6) 26 63 ●クルム伊達公子/PARRA SANTONJA(ESP)
女子ダブルス

クルム伊達ミックスも出場
<ミックスダブルス2回戦>

14)クルム伊達公子/MARRERO(ESP) vs MARRAY/WATSON(GBR)
ミックスダブルスドロー

クルム伊達公子 ブログ
クルム伊達公子 データー 1970年(昭45年)9月28日生まれ、42歳

(記事 テニスジャパン 塚越 亘 インタビュー内田 暁 photo Hiroshi Sato/TennisJapan)