錦織圭ウィンブルドン貫禄のストレート勝利 | Tennis.jp テニスドットジェイピー

６月２４日、ウィンブルドン。錦織圭の１回戦が行われ、第１０シードの錦織は身長２メートルを越えるフランスのK.デシャプール（６７位、２７歳）の左利き弾丸サーブに苦しむが6-4,7-6(5),7-5のストレートで勝利、２回戦へ駒を進めた。

「（自分は）最高のサーブはできなかったが、しっかりしたサーブから次のストロークに備えられたり、０－３０になってもサーブで集中してポイントが取れた。」と錦織。サービスゲームを一度も落とす事なくキープし、第１セットを取る。

第２セットはタイブレークに突入「（タイブレーク０－３の時は）ひやっとした。」と言う錦織、そのセットを落とすことも覚悟したと言うが、相手のダブルフォルトなどにも助けられ、そのピンチを抜け切る。

第３セットは最後のゲームで相手のサーブをブレークし、シード選手らしく貫禄の勝利を飾った。

２回戦はアメリカの２１歳、予選から勝ち上がってきているクルダ（１３６位）と対戦する。身長は１８０ｃｍと小柄だが、オレンジボウル１６歳以下優勝、２０１０年ＵＳオープンジュニアに準優勝している。試合運びのうまいテクニシャンとの対戦だ。

＜錦織圭の１回戦詳細＞
〇10)錦織圭 6-4 7-6(5) 7-5 ●K.De Schepper(FRA)

第３ゲーム、デシャプールは１５－４０からダブルフォルト、錦織が先にブレークに成功する。

５－４、錦織のサービング・フォ・ザ・セット、３０－０、
ファースト・サーブからフォアのドロップ・ショットを決め４０－０とセットポイント、
サービス・エースをオンラインに決め６－４で第１セットを取る。

第１セットは１度もブレーク・ポイントを握られることなかった。

第２セット

デシャプールは身長２メートル３センチ、しかも左利き。
長身を生かしたサーブを打ってくる。

両者ブレーク・ポイントをつかまれることなくサービスゲームをキープ。

タイブレーク

デシャプールのサービス・エースで始まる。

デシャプールはフォアの強打からネットにつき、ボレー、
それとリターン・エースと２ポイントミニブレークに成功、錦織０－３とピンチになる。

ここでデシャプールはダブルフォルト、
つづくポイント、錦織はリターンを沈める。（錦織２－３）

１ミニ・ブレークし、５－４、
リターンから攻められるが錦織は踏ん張りフォアのパスをダウン・ザ・ラインに決め、６－４とセットポイント、
デシャプールは攻めて、６－５

フォアに来たファースト・サーブをブロックでリターン、
相手のドロップ・ショットを体めがけて打ち抜き決めた！７－５で第２セットも取る。

第３セット

第１１ゲームまでお互いにキープが続く。
第３セットもタイブレークになるのではと思われる展開だ。

５－６、デシャプールのサーブ、３０－３０、
時速２００キロを越えるセカンド・サーブを打ち返した錦織、
８回目のラリーはショートバックスイングのバックでダウン・ザ・ラインに打ち込み決めた！
マッチポイントだ！

フォアのクロスはワイド

なんとダブルフォルト、２回目のマッチポイント

ボディーにきたファースト・サーブを錦織は拝むように腰を沈め（拝み倒しショット）正面で面をつくり返した、
そのボールはネットギリギリを通り、デシャプールのバックの足元に、
デシャプールはそれを返すが僅かにワイド！

錦織が接戦をものにした。

錦織圭ブログ
 錦織圭データー１９８９年１２月２９日生まれ２４歳

＜男子２回戦＞
10)錦織圭 vs Q)D.KUDLA(USA)

＜男子１回戦＞
〇10)錦織圭 64 76(5) 75 ●K.De Schepper(FRA)
〇S.Bolelli(ITA) 75 76(3) 36 76(5) ●Q)伊藤竜馬
〇19)F.Lopez(ESP) 76(6) 76(6) 76(7) ●Q)杉田祐一
本戦ドロー

＜女子１回戦＞
奈良くるみ vs 30)V.WILLIAMS(USA)
土居美咲 vs 22)E.Makarova(RUS)

＜女子１回戦＞
〇奈良くるみ 64 64 ●A.FRIEDSAM(GER)
〇土居美咲 64 61 ●E.Svitolina(UKR)
〇22)E.Makarova(RUS) 36 64 75 ●クルム伊達公子
女子本戦ドロー
予選

奈良くるみ　ＷＴＡデーター１９９１年１２月３０日生まれ、２３歳

クルム伊達公子ブログ
 クルム伊達公子データー１９７０年（昭４５年）９月２８日生まれ、４３歳

(記事写真テニスジャパン塚越亘)

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