6月30日(月)、ウィンブルドン。ファイナル・セット3-3で順延された錦織圭の3回戦が行われ、錦織はファイナル・セットを6-4で取り、イタリアのボレリを3-6,6-3,4-6,7-6(4),6-4で破り、ウィンブルドンでは初の16強となった。

順延、それもミドル・サンデーの休日を挟んでの再試合、試合の事が頭から離れず、ゆっくり休養できず、3-3からの場面が夢にまででてきたと言う。夢では3-3から自分のサーブをしっかりとキープし、相手のサーブで0-30となる。
しかし再開された現実はサービス・キープどころか、いきなり15-40と大ピンチだった。「さすがに焦った。」と言うが、そのピンチをどうにか切り抜けてしまうところが錦織圭の真の強さの証だろう。

「嬉しい。
ベスト16になれたことより、今日の試合に勝てたことの方が嬉しい。」

「この3日間は、試合のことが常に頭にあって。
おとといは夢にまで出てくるほど(笑)
(夢の中のゲームは)
最初キープして、次のゲーム0-30で終わったが、
(勝った瞬間は)
ちょっと信じられなかった。
相手のサービスゲームではずっとポイントが取れなかったのに、急にポンポンと取れたので。
本当に嬉しかった。
この二日間の苦しみがあったからこそ、なおさら。」

「土曜日は自分から全く打ててなかったので、ここで負けるにしても、守りだけで終わったら嫌だなというのはあったし、
打っていかなくては勝てないと思ったので、勇気を持ってダウン・ザ・ラインに打とうともした。」と錦織。
リターン・エースにはならなかったが、最後のゲームで果敢にダウン・ザ・ラインを狙ったショットが相手にプレッシャーを与えたのだろう。

錦織圭の果敢な勇気に拍手!

1995年松岡修造以来のウィンブルドン8強入りをかけて第8シードのラオニッチと対戦する。
錦織対ラオニッチの対戦成績は錦織の2勝!。2012年のジャパンオープン決勝、今年のマドリード3回戦で勝っている。
約2メートル(データーでは196cm)の長身を生かしたサーブが武器のラオニッチとの対戦は7月1日(月)11時半から始まる第2試合となった。(日本時間では1日の22時すぎになるだろう)

オーダー・オブ・プレー
ライブ・スコア

<3回戦>ファイナル3-3からの詳細
〇10)錦織圭 3-6 6-3 4-6 7-6(4) 6-4 ●L)S.Bolelli(ITA)

後のない錦織は第4セット、4-5では15-30。5-6では0-30となり、あと2本で負けてしまう窮地に陥る。
そのピンチの場面、錦織のボールが短くなり、ボレリのチャンス・ボールになる、しかしボレリはそのチャンス・ボールをややあせったか?ネットにかけてしまう。続くポイントはボレリのフォアのクロスが決まったかに見えたがアウト。幻のマッチポイントを逃れ、負けかけていた試合をタイブレークに持ち込み取り返した。そしてファイナル・セット3-3となったところで、日没サスペンデッド。
試合は日曜日を挟み月曜日に順延された。

試合が始まる。Tへのサーブからドロップ・ショットを錦織は決める、15-0
バックをネット、15-15
ボレリは12回目のラリーをダウン・ザ・ラインに決める、15-30
打ち合い、9回目のショット、錦織のフォアの回り込みショットはワイド、15-40と大ピンチ
打ち合い勝ち、30-40
ナイス・サーブでデュース
2度目のデュースの末にキープする、4-3。

ボレリはラブでキープ、4-4。

ボレリは予選決勝ラウンドで負けたが、本戦に欠場者が出たためにラッキー・ルーザーで本戦入り、1回戦では伊藤竜馬を、2回戦で第22シードのコールシュライバーをフルセットで破っている。
予選で負けていた選手、失うものはない。バンバン打ってくるしその上しぶとかった。

錦織、40-15からバックのクロス・パスを決め、5-4とする。

ボレリのサーブ、15-30、勝利まであと2ポイント
錦織は相手のセカンド・サーブをバックでリターン・エースを狙ったがワイド、30-30
今度はフォアでリターン・エースをまた狙ったがワイド、40-30
なんとここで、ボレリはダブルフォルト!デュースに!
ボレリも終盤にきてプレッシャーがあるのだろ。
錦織のリターン・エースを狙うレシーブを警戒しすぎたのかもしれない。

5回目のショット、ボレリはフォアをネットにする、マッチポイントだ!
ボレリのバックはネット、錦織 苦しい試合を制し初の16強なった!

両手をあげ素直に喜ぶ錦織、それだけ苦しい試合だったのだろう。
なんと両者の取った総ポイント数はボレリの147に対して錦織は一つ少ない146だった

錦織 圭 ブログ
錦織 圭 データー 1989年12月29日生まれ 24歳

大会データー:2014ウィンブルドン
ウィンブルドン、英国
128ドロー、芝
本戦 6/24 – 7/09, 2013
大会日程
ロンドン現地時刻(日本との時差は-8時間)
ウィンブルドンの天気

<男子全4回戦>
〇1)N.Djokovic(SRB) 63 64 76(5) ●14)J-W.Tsonga(FRA)
〇26)M.Cilic(CRO) 76(8) 64 64 ●J.Chardy(FRA)
〇3)A.Murray 64 63 76(6) ●20)K.Anderson(RSA)
〇11)G.Dimitrov(BUL) 64 76(6) 62 ●L.Mayer(ARG)

5)S.Wawrinka(SUI) vs 19)F.Lopez(ESP)
4)R.Federer(SUI) vs 23)T.Robredo(ESP)
10)錦織圭 vs 8)M.Raonic(CAN)
2)R.Nadal(ESP) vs N.Kyrgios(AUS)

<男子全3回戦>
〇1)N.Djokovic(SRB) 64 62 64 ●G.Simon(FRA)
〇14)J-W.Tsonga(FRA) 62 62 75 ●J.Wang(TPE)
〇J.Chardy(FRA) 63 67(4) 63 60 ●S.Stakhovsky(UKR)
〇26)M.Cilic(CRO) 76(5) 64 67(6) ●6)T.Berdych(CZE)

〇3)A.Murray 62 63 62 ●27)BautistaAgut(ESP)
〇20)K.Anderson(RSA) 46 64 26 62 61 ●16)F.Fognini(ITA)
〇11)G.Dimitrov(BUL) 67(3) 64 26 64 61 ●21)A.Dolgopolov(UKR)
〇L.Mayer(ARG) 64 76(1) 63 ●A.Kuznetsov(RUS)

〇5)S.Wawrinka(SUI) 63 63 64 ●D.Istomin(UZB)
〇19)F.Lopez(ESP) 67(8) 76(6) 76(3) 75 ●9)J.Isner(USA)
〇23)T.Robredo(ESP) 62 64 67(5) 46 63 ●15)J.Janowicz(POL)
〇4)R.Federer(SUI) 63 61 63 ●S.Giraldo(COL)

〇8)M.Raonic(CAN) 76(2) 76(4) 62 ●L.Kubot(POL)
〇10)錦織圭 36 63 46 76(4) 64 ●L)S.Bolelli(ITA)
〇N.Kyrgios(AUS) 36 63 75 62 ●J.Vesely(CZE)
〇2)R.Nadal(ESP) 67(4) 61 61 61 ●M.Kukushkin(KAZ)

<男子2回戦>
〇10)錦織圭 63 62 61 ●D.Kudla(USA)

<男子1回戦>
〇10)錦織圭 64 76(5) 75 ●K.De Schepper(FRA)
L)S.Bolelli(ITA) 75 76(3) 36 76(5) ●Q)伊藤竜馬
19)F.Lopez(ESP) 76(6) 76(6) 76(7) ●Q)杉田祐一
本戦ドロー
予選ドロー

(記事 テニスジャパン 塚越 亘 photo H.Sato/TJapan)