
6月28日、トルコで行われているATPツアー大会、アンタルヤ・オープン。
芝で行われるウィンブルドンの前哨戦の一つ。
シングルス2回戦が行われ、杉田祐一(三菱電機)が第4シード、元世界3位のD.フェレール(スペイン)を6-3, 3-6, 7-6(2) 2時間16分の激戦の末破り8強になった。
今年ATPツアーではバルセロナオープンに続き今季2度目の準々決勝進出だ。
その準々決勝は、ラッキールーザーのダニエル・アルトマイアー(ドイツ)と対戦する。
アルトマイヤーは18歳、次世代のプレーヤーとして期待されている。
フェレール戦。2つのマッチポイントを逃しプレッシャーがかかったなかでの勝利。
杉田は先にフェレールのサーブをブレーク、第1セットを先取。
第2セットはブレークを許し、セットを落とす。
ファイナル・セットは第4ゲームをブレーク。
第10ゲームで杉田は二つのマッチポイントを掴むが、ものにできずタイブレークに突入。
チャンスを逃し、プレッシャーがかかったタイブレークであったが、見事それに打ち勝ち勝利を掴んだ。
杉田の活躍に期待する、世界的コーチ ボブ・ブレットから以下のメッセージが:
ボブは今修造チャレンジでジュニア指導のために来日中だ。
He enjoys playing on the grass and believes that he has the capabilities to beat higher ranked players which I agree.
Regards
Bob
「ATPツアーでの経験がユーイチにしっかりしたテニス、勝ち方、そして自信を与えている。
芝でのプレーを楽しんでいるようで、ハイランキングのプレーヤーに勝てる能力がある。」
と芝での活躍を期待。
杉田(28歳)は今シーズンに入り好調、バルセロナ・オープン(スペイン、レッドクレー)では予選決勝で敗れるが、ラッキールーザーで出場、ATP500初の8強進出。
フレンチ・オープン1回戦では第25シードのジョンソンに敗れたが、2日目にわたる3時間半を越える激戦をした。
芝のシーズンに入り、ATP下部大会であるチャレンジャーのサービトン・トロフィーに優勝。
ゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハレ、ATP500)ではラッキールーザーで本戦入りし、その大会に優勝するR・フェデラー(スイス)と対戦するなど貴重な経験を積んでいる。
ATP250賞金総額€497,255 トルコ大会データー
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(記事塚越亘 photo佐藤ひろし/TennisJapan)




