6月30日、トルコで行われているATPツアー大会、アンタルヤ・オープン
芝で行われるウィンブルドンの前哨戦の一つ。

シングルス準決勝が行われ、ATPランキング66位の杉田祐一(三菱電機)は6-3, 6-7 (7-9), 4-1の時点でM・バグダティスの途中棄権で勝利、ツアー初の決勝進出を果たした。
決勝では世界ランク62位のA・マナリノ(フランス)と対戦する。

日本人3人目のツアー優勝なるか

テニスがオープン化されATPツアーができて以来、
日本人男子では、1992年松岡修造が韓国オープン(ソウル、ハード)で初のツアー優勝。
2008年錦織圭がデルレイ・ビーチ・オープン(アメリカ)で史上2人目の優勝。
杉田祐一が優勝すると、日本男子史上3人目のツアー優勝の快挙となる。

今回気になる決勝のA・マナリノは杉田と同じ1988年生まれ。
二人の対戦成績は1勝1敗
2012年6月のノッティンガム(ATPチャレンジャー/グラスコート)では杉田が6-4 3-6 7-6(3)で勝利、
今年4月のモンテカルロ(ATPマスターズシリーズ1000/クレーコート)予選ではマナリノが6-3 6-4。
マナリノは3回目の決勝進出。両者ともにツアー初優勝をかけた対決だ。

6/30 準決勝バグダティス戦

杉田はバグダティスに1度もブレークを許さず第1セットを取った。

第2セットはタイブレークへ。
先にミニブレークを許した杉田は4-6とセットポイントを握られるが、6-6にする。
6-7のセットポイントも7-7とし、粘りを見せるも、最後はポイントを連取されて第2セットを落とす。

ファイナルセット
第2ゲームをブレークした杉田はサーブもキープ、3-0と優位に試合を進める。
ブレークに成功した杉田が4-1とリード。
温度計が41度を指す中、試合は2時間15分になろうとしていた。

バグダティスのサーブ、2度目のデュース、バグダティスはフォアサイドに来たボールを右脚をいっぱいに開き、フォアで返すが、そのボールはネットを越えない。

そしてそのままバグダティスは力尽きたか?コートに仰向けに倒れてしまった。インジャリータイムアウトを取るものの、起き上がれない。
Dehydration( 脱水症状 )それほど厳しい状況での試合。
プレー続行は無理、途中棄権となった。

杉田も第2セットを取られると右足親指の治療を受ける。
両者共に満身創痍、その上、暑さとの闘いでもあった。

その中でも杉田は勝つことの難しさ、プレッシャーとも闘い、弱気にならず攻め続けた。
この粘り強い気力にバグダティスは圧倒されてしまったのだろう。

優勝すると松岡修造の最高ランキング46位(1992年7月6日)を超えると予想

現在までの獲得ポイントは725ポイント(ちなみに9位の錦織圭は3830ポイント)

優勝したら、250ポイント加算。加算はベスト18大会なので、杉田の18番目の8ポイントは引かなくていけない。
(725-8)+250=967ポイントになり
40位は1000ポイント、41位は993ポイント、42位は966ポイントなので、
計算上では松岡修造の最高ランキング46位を抜きそうだ。
他のプレーヤーの成績が影響するので、現時点では可能性があるとしか言えないが、それでも可能性は高い。

杉田のウィンブルドン1回戦の対戦相手は地元イギリスのW)B.KLEIN
主催者推薦で本戦入りの230位。
ランキングは低いが地元の選手なので応援が凄いだろう。
トルコで決勝を終え、杉田はすぐにウィンブルドンに移動。火曜日には試合。
勝ってくると、プロ・ツアー選手はスケデュールが厳しくなる。

錦織圭、松岡修造も祝福。杉田祐一ツアー優勝の快挙【アンタルヤ・オープン】

杉田祐一ATPtourデーター
1988年9月18日生まれ28歳、体重70kg、身長178cm、仙台出身

ATP250賞金総額€497,255 トルコ大会データー
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(記事塚越亘 photo©Gokhan Taner/Antalya Open

闘志で準決勝に勝った杉田祐一 photo/Gokhan Taner/Antalya Open