
ITF(国際テニス連盟)公認大会、『浜松ウイメンズオープン2025(ITF W35/砂入り人工芝コート)』が11月2日から9日にかけて静岡県浜松市の花川運動公園にて開催された。
シングルス決勝は清水映里(Totsu)vs小堀桃子(橋本総業ホールディングス)の27歳同期対決に。6-2,6-4で小堀選手が制し、同大会初優勝、ITF大会通算4勝目を手にした。
試合は両セットともに清水選手が先にブレーク。ただ小堀選手は鋭いリターンで、いずれのセットでも3度のブレークに成功。バウンドが低い砂入り人工芝の特性も生かしつつ、カウンターの名手の小堀選手が、優位に試合を運んだ。
小堀は「強い選手ばかりの中で、一試合ずつ戦っていたので、優勝の結果は自分でも驚きです。今年はコーチにも遠征に同行して頂き、WTAツアーやヨーロッパのクレーコートにも挑戦してきました。それが、ベースの力の底上げにつながっていたのかなと思います。シングルスではあまり結果を残せませんでしたが、これまでの取り組みが、今、こうやって形になったのかなと嬉しく思います」と喜びを語る。
今月にはWTA250香港オープンにてダブルス準優勝し、ダブルスでの結果と経験がシングルス優勝に結びついた形となった。今季はこの後、高崎市開催のITF W100大会に出場。その後は全豪オープン・ワイルドカード予選のダブルスに、清水綾乃選手と組んで挑戦する。
対する清水選手は、ダブルスで優勝。「(9月末の)全日本選手権で負けて以来、フットワーク強化に力を入れてきた」という成果を発揮しての、単複決勝進出となった。

構成/Tennis.jp


