ダラスで行われているATPチャレンジャー大会、RBC Tennis Championships of Dallas

錦織圭(日清食品)が、復帰第4戦となる準々決勝でラッキールーザーのドミニク・コプファー(23歳、295位、ドイツ)を7-6(3)、6-3のストレートで下し、4強進出を決めた。

準決勝では234位のジャン・ジェイソン(台湾)28歳、最高ランキング143位と対戦する。

準決勝は現地2月2日15時。日本時間だと2月3日朝6時だ。
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まだまだ納得いくプレーは出来ていない

――連戦の疲れもあると思いますが、今日の試合は?

「体力的に、痛みまではいかないが、色んなところに疲労が溜まってきていた。
たくさん練習をこなしてきたが、試合になって緊張感がある中でやるとより疲労も出てくるので、ここから更に頑張らないといけない。
後半4-0アップから挽回されて嫌な展開ではあったが、そこから徐々にリズムを上げていき、しっかりストロークを決め、サーブも良くなっていった。
危なかったが良いプレーもあった。昨日の試合よりかは良くなったので、良い試合ができたと思う」。

――自分がイメージしているテニスに近づいているのでしょうか?

「まだまだ全然納得いくプレーは出来ていないです。
まだまだ何週間、いや何ヶ月かかかる可能性もある。たぶん今週は100点のプレーは出来るわけないと思っている。
昨日の試合より良くなっているので、100点のプレーが出来るようになるまではそんなに焦らず、徐々にプレーの質を良くして調子を上げていきたい」。

――サーブの状況についてはどうですか?

「もちろん良くなればベスト。練習では良くても試合になると駆け引きがあったり、大事なポイントでの緊張感だったり、いろんなものが出てくる。
毎回サーブがそんなによく入るとは限らないので、ダブルフォルトを減らしたり、コースを良くしたり、まだまだ課題はたくさんある。平均的に良くなってくると試合もスムーズに動き出せるので、理想的にはもうちょっといろんなパーセンテージを上げていきたい」。

――右膝のマッサージを受けていましたが

「足とか、腕だったり、疲れが少し出てきて、、。いろんな箇所に疲労が多少溜まってきている。
痛みまではいっていないのでケアをしつつ、明日も早いのでしっかり休んで試合に臨みたいと思います。」

――今日の点数は?

「ストロークに関しては昨日より良かった、課題はありますけど。 復帰後の中では一番良いかもしれない。50点ぐらいです」。

当日券は「売り切れ」の告知が

第2セット4-0からやや手こずるが、しっかりと4強入りに

〇1]錦織圭 76(3) 63 ●L]D.KOEPFER(GER)

先にブレーク、2-1とするが、続くゲームで15-40とブレーク・ポイントを掴まれる。
20数回のラリー戦に勝ちデュースに持ち込み、ゲームポイントを掴む。

キープできれば、3-1となるところを、ダブルフォルト。
5回目のブレーク・ポイントを掴まれ、ストロークがロング、2-2となる。

その後もブレーク・チャンスは何度かあったが、コプファーにキープされタイブレークに。
23回のラリー戦、我慢のプレーで3-2。

ミニ・ブレークの数は並ぶが、コプファーはミスを連発、6-3とセットポイント

コプファーはスマッシュをネット、7-3で第1セットを取る。

第2セット
ドロップ・ショットを決め3-0。

サーブを破り、4-0とするが、なんとそこで自分のサーブをダウンする。

まだまだゲーム勘がないのだろうか。またサービスゲームを落とし4-0から4-3になってしまう。

コプファー、攻めるがミスを連発、錦織5-3とする。

積極的にネットに出てポイントを重ねる
40-15のマッチポイント
最初のマッチポイントはサーブ&ボレーでボレーをネット。

2度目のマッチポイント、19回のラリー、最後はドライブ・ボレーを決め4強になった。

RBC Tennis Championships of Dallas
会場:T Bar M Racquet Club
オーダー・オブ・プレー
ダラス現地時刻(時差 -15時間)

<<準決勝>>
1]錦織圭 vs J.JUNG(台湾)
D.KUDLA(USA) vs M.MCDONALD(USA)

<<準々決勝>>
〇1]錦織圭 76(3) 63 ●L]D.KOEPFER(GER)
〇J.JUNG(台湾) 61 61 ●4]M.KECMANOVIC(USA)
〇D.KUDLA(USA) 63 63 ●3]T.FRITZ(USA)
〇M.MCDONALD(USA) 64 62 ●7]T.SMYCZEK(USA)
ドロー

西岡良仁4強、高橋悠介8強 豪州チャレンジャー

まだまだとは言うが、勝ち切るところは立派

記事:大賀恭子/塚越亘/塚越景子 写真K.Oga/TennisJapan