6月2日 2019 全仏オープン
錦織圭(日清食品)の、2年ぶり3度目の8強入りをかけて戦ったB・ペール(フランス)との4回戦は6-2、6-7(8)、6-2となった時点で日没サスペンデッドとなり順延となった。
その日、錦織の試合が入ったスザンヌランラン・コートの進行は遅れた。錦織の前に入った第三試合ワウリンカ対シチパスの試合はなんと5時間半かかった。錦織達がコートに表れたのは午後の7時25分だった。
順延された錦織対ペールの試合は3日、スザンヌランラン・コートの第2試合に組まれた。(日本時間では21時ごろからか?WOWOW、TV東京生放送)
ラファエル・ナダル(スペイン)は既にその日行われた4回戦に勝利、この勝者は準々決勝でナダルと対戦する。
錦織圭4回戦
試合開始が19時35分 日没との闘いもあった
<<3回戦>>
7]錦織圭 6-2、6-7(8)、6-2、順延 B・ペール
1回戦のアリス、2回戦のツォンガに続き、4回戦でまた地元フランス人プレーヤーのB・ペールと対戦する。
対戦成績は錦織の6勝2敗と勝ち越しているが、4大大会では2勝1敗。2試合が5セットまでもつれている。
2敗は2014年USオープン準優勝の翌年USオープン初戦の4-6 6-3 6-4 6-7(6) 4-6 。それと有明でのジャパンオープン準決勝 6-1 4-6 2-6 だ。
前のワウリンカ対シチパスの4回戦が5時間を越える。ワウリンカが7-6(6)、5-7、6-4、3-6、8-6 5時間9分で勝利8強になった。試合が終わったのは19時20分。敗れたシチパスは「人生最悪!」とロッカールームで涙を流したと言う。
19時35分ペールのサーブで始まる。パリの日没は21時半ごろなので試合が今日中に終わるか?
ペールはキープ。
錦織、15-40、ドロップ・ショットそしてトップスピンロブでペールが決め、ペールが2-0とする。
まだ3回戦、ラロス・ジェレ4時間半のマラソンマッチの疲れが残っているのだろうか?
ペールのサーブ、ダブルフォルトで15-40からフォアをネット。
錦織がブレーク・バックする。錦織1-2
第5ゲーム、ペールのドロップ・ショットをドロップ・ショット返し、30-40とブレーク・ポイント。
なんとここでまたペールのダブルフォルト。錦織3-2
錦織、ブレーク・ポイントを握られるがキープ。4-2。
またブレーク、5-2とし、しっかりーブ&ボレーなども入れて6-2で錦織が取る。
27分で取った。20時を回ったところ。今日中に終わるかも?
第2セット
2-2 ペールのサーブ、ペールのバックはロングで0-30。
錦織はフォアのリターンをストレートに、ペールはそれを返球するがその後に足を滑らせバランスを崩す。
錦織オープンに決めれば、0-40となるところだったが、ペールの様子が目に入ってしまったのか?そのチャンスボールをネット。痛いポイント。
それでも30-40とブレーク・チャンス。ブレーク・ポイントが2回あったが、デュース2回の末にペール3-2とキープ。
このゲームを取っていたら、錦織ストレート勝利で、この日に試合が終わっていたかも?
しかしここから苦戦が始まり2-5となる
地元ペールの応援も大きくなる。
と、続く錦織のサーブ、ペールがうまく錦織の攻撃をかわす。
あっちむいてホイ、ペールが違うところをみて打つようなショットでブレークする。錦織2-4だ。
ペール5-2とキープ。このゲームはダブルフォルトが二つあったがキープした。
観客は盛り上がる、もう夜の8時半を過ぎた。錦織2-5となってしまう。
ペール、5-3、サービング・フォ・ザ・セットだが、15-40。
ここでペールはサービス・エースで30-40としたが、なんとここでダブルフォルト、錦織がブレーク・バック4-5。
タイブレークに縺れる。
錦織先に3-1とリードするが、5-6でセットポイントを握られる。
盛り上がる観客、声援。
6-7で2度目のセットポイントを握られた。
逆に8-7と錦織はセットポイントを握るが、錦織のバックリターンはネット白帯にパチーンをはじかれ、8-8。
ペールのサービス・エース級、錦織のリターンはフラフラと。ペールはそれをウォッチ、ロングになり、ペールが8-9と3度目のセットポイントを握る。
大大歓声。
3度目のセットポイント、フラフラと返ってきたリターン、錦織はフォアで叩くがネット。
ペールがタイブレーク10-8で第2セットを取り返す。
「アレ、ルノア」と大大大大大大歓声。 既に時計は9時3分をさしている。
第3セット
錦織は態勢崩しながらも返球それが深くオンラインに、それをミスヒットのペール、15-40。
イライラ爆発、30-40を錦織は先にブレーク。錦織3-1
錦織ラブで5-2とキープ。
ペール、サービス・エースで30-30とする。 ちょうど試合時間は2時間を経過、夜の9時34分だ。
ペールはバックをネット、30-40と錦織にセットポイント。
ペールはフォアをロング、錦織6-2で第3セットを取る。
時間は既に21時36分。この時点で日没サスペンデッドとなった。ここで日没順延に。
大会オフィシャルHP:ローランギャロス2019
賞金総額:€42,661,000(53億円)
本戦:男女128ドロー
赤土クレー
会場:Rolandgarros
本戦:5/26-6/09,2019
パリ現地時刻(時差-7時間)
オーダー・オブ・プレー及び結果
シングルス
優勝賞金:€2,300,000 (3億円)
準優勝:€1,180,000(1億5000万円)
ベスト4:€590,000(7300万円)
ベスト8:€415,000(5100万円)
4回戦:€243,000(3000万円)
3回戦:€143,000(1800万円)
2回戦:€87,000(1100万円)
1回戦:€46,000(570万円)
記事:塚越亘/塚越景子/Y.Morishita/T.Terashima photo:H.Sato/Tennis Japan