19日、車いすテニスのメルボルン・オープンは男子シングルスと女子シングルスの決勝が行われ、日本勢の国枝慎吾(29歳)と上地結衣(19歳)がそれぞれ勝利、水曜日から始まる全豪オープンに向けて、これ以上ない弾みとなるアベック優勝を果たした。
シドニー大会ではベスト4に終わっていた車いすテニス世界ランク1位の国枝は、決勝で同5位のマイケル・シェファーズ(31歳、オランダ)を6-2、6-0で圧倒、ディフェンディング・チャンピオンとして臨む全豪オープンに向けて、万全の状態をアピールした。
車いすテニス界の絶対王者として数多くのタイトルを獲得している国枝は、欠場した2012年を除くと、2007年から全豪オープンでは負けなし。これまでの6度の優勝を果たしており、今年は7度目のタイトルを狙う。
一方の女子シングルスでは、世界ランク3位の上地が同8位のルーシー・シュカー(33歳、英国)に6-1、6-4のストレート勝ち。上地のシングルスでの優勝は、昨年のNEC車いすテニス・マスターズ以来。今季初タイトルとともに、全豪オープンに臨む。
22日に開幕する全豪オープンの車いすテニス部門は、シングルスは8ドローで行われ、文字通り世界のトップ選手しか出場できない大会となっている。