フロリダ州サンライズで開催されている男子テニス・フューチャーズ大会、USA F2 Futures(クレー)。18日、シングルス準決勝が行われ世界ランク自己最高442位、第7シードの西岡良仁(18歳)は、米国期待のジュニアで全米オープン予選にも出場を果たしているノア・ルビン(17歳、米国)と対戦し6-4、4-2で相手のリタイアで勝利し決勝進出を果たした。

西岡は、(公財)盛田正明テニスファンドの支援により米国フロリダ州にあるIMGテニスアカデミーに留学している。同じく留学し拠点として現在も活躍を続ける錦織圭(24歳)が最後に出場したフューチャーズ大会は、予選から勝ち上がり今年の全豪オープン3回戦で対戦したドナルド・ヤング(24歳)に2-6、2-6で敗退し準優勝の活躍を果たしていた。当時の世界ランク616位、17歳での活躍だった。

西岡は、一昨年の全米オープンジュニアでベスト4の活躍を遂げ、昨年は3月のマイアミではATPツアーのマスターズ大会の予選に参戦、メキシコのフューチャーズでは予選から全試合ストレート勝ちで優勝、年末のチリ大会ではフューチャーズ大会2週連続の優勝を果たしている。今年最初の大会の米国・フューチャーズでは決勝にて敗退するも3大会連続決勝進出を果たしていた。

今大会の準々決勝ではオレンジボウル優勝者でもあるジャンニ・ミナ(21歳、フランス)に勝利し、準決勝では先週フルセットの末に競り勝ったルビンに2連勝となった。ルビンは自己最高ジュニア世界ランク6位で全米期待の17歳。昨年は全米オープンの予選に参戦し、初戦でアミール・ワイントラウブ(イスラエル)に4-6、6-2、2-6で敗退するも活躍が期待されている。

西岡は決勝で昨年のウインブルドン本戦に出場を果たしているカイル・エドモンド(19歳、英国)と対戦する。2人はウインブルドンのジュニアの部で対戦しエドモンドが勝利している。

USA F2 Futures

シングルス
決勝

西岡良仁 vs カイル・エドモンド(英国)

準決勝

西岡良仁 6-1 4-2 ret. ●ノア・ルビン(米国)

準々決勝

西岡良仁 6-3 5-7 6-4 ●ジャンニ・ミナ(フランス)

2回戦

西岡良仁 6-1 6-2 ●Jason JUNG(米国)[5]

1回戦

西岡良仁 1-6 6-2 6-2 ●Eduardo STRUVAY(コロンビア)
○Janis PODZUS (ラトビア)6-3 6-1 ●内田海智

シングルス予選
1回戦

○ミロス・セクリッチ(スウェーデン)[8]7-5 6-3 ●田沼諒太

※カッコ[ ]内数字はシード順位、W:主催者推薦出場

記事:長嶋秀和