17日、男子テニスツアーのマスターズ1000シリーズであるソニー・オープンはシングルス予選1回戦が行われ、日本勢からは添田豪(29歳)、伊藤竜馬(25歳)、そしてダニエル太郎(21歳)の3人が出場したが、全員が初戦で敗退となった。

世界ランク133位の添田は、予選第22シードのエフゲニー・ドンスコイ(23歳、ロシア)との対戦に臨んだが、3-6、4-6のストレートで敗退。添田はファーストサーブが46%しか決まらない苦しい状態から勝機を見出すことが出来ず、試合を通して3度のブレークを許し、1時間12分で敗れた。

今月初めに行われた島津全日本室内選手権で準優勝の好成績を残していた世界ランク149位の伊藤は、予選第6シードのアレックス・ボゴモロフ・ジュニア(30歳、ロシア)と対戦。試合を通して5本のサービスエースを決めたものの4度のブレークを奪われるなど、サービスゲームでリズムをつかめず、2-6、1-6と59分での敗退となった。

主催者推薦で出場となったダニエルは、予選第8シードのトビアス・カムケ(27歳、ドイツ)と対戦。第1セットこそタイブレークに持ち込む健闘を見せたものの、6-7(4)、0-6のストレートで敗退。自身初となるマスターズ本戦出場は次回以降に持ち越しとなった。

今大会の本戦には、錦織圭(24歳)が第20シードとしての出場となっている。また今大会のシード選手は1回戦が免除されており、2回戦からの登場となる。錦織にとって今大会は、2年連続で4回戦に進出している相性のいい大会だが、一昨年はラファエル・ナダル(27歳、スペイン)、昨年はダビド・フェレール(31歳、スペイン)とトップ選手の壁に阻まれている。