17日、女子テニスツアーのソニー・オープンはシングルス予選1回戦が行われ、予選第11シードのクルム伊達公子(43歳)はアンナ・タチシュビリ(24歳、グルジア)に6-4、2-6、7-6(4)と2時間32分で競り勝ち、本戦出場に王手をかけた。

クルム伊達とタチシュビリは昨シーズンに2度の対戦をしていたが、勝敗は1勝1敗の五分。第1セットを先取したクルム伊達は第2セット、相手に9本ものダブルフォルトがあったものの1度しかブレークできず、試合は第3セットへ。ファイナルセットはタイブレークにもつれ込む接戦となったが、クルム伊達が勝ち切った。接戦を象徴するかのように、この日の試合で両者が奪ったポイントはともに118本だった。

予選第19シードとして出場している土居美咲(22歳)は、主催者推薦で出場のバルバラ・フリンク(17歳、ロシア)に4-6、6-4、3-6のフルセットで敗れた。今シーズンの土居は思うような勝ち星に恵まれておらず、この日の敗戦で今季の戦績を1勝7敗とした。

今大会の本戦には奈良くるみ(22歳)がダイレクトインを果たしており、1回戦でアニカ・ベック(20歳、ドイツ)と対戦する。もし奈良が初戦に勝利すると、2回戦で第4シードのマリア・シャラポワ(26歳、ロシア)と対戦することになる。