兵庫ノアチャレンジャーにてワイルドカードで本戦出場を果たした大西賢(ノア・インドアステージ)が、そのチャンスを生かし2回戦へ進出した。

大西は、18歳でプロ入りしてから、世界で戦えるプレーをするために、フォームを全て見直すという根気のいる作業に取り組む。

形としては固まってきつつも、今年の春先はなかなか結果が伴わないという苦悩の時を過ごしてきた。ピラティスや体幹トレーニング等の身体作りにおいても力を入れ、この秋、全日本選手権をスキップして出場したベトナムのITF1万$にて、ベスト4進出という結果を残す。

ノアチャレンジャー2回戦は今季終盤にかけて調子を上げてきた添田豪(GODAIテニスカレッジ)に0-6、6-7(7)で敗れるも、第2セットは互角の打ち合いを展開し、セットポイントを握るなど健闘した。プロ入り2年半、身体と心が噛み合ってきた169cmの小さなファイター、大西賢の今後が楽しみだ。

※写真:兵庫県テニス協会