★男子テニス・ATP250大会
■462,675ユーロ AEGON International, Eastbourne, Great Britain(Grass)
16日、AEGON国際オープン(英国/イーストボーン、芝)の男子シングルス2回戦と、準々決勝が行われ、世界ランク59位の錦織圭(21歳)が、同118位のライナー・シュットラー(35歳、ドイツ)と、同57位のラデク・ステパネク(32歳、チェコ)を連破し、今シーズン3度目の準決勝進出を決めた。


前日から雨天延期となった2回戦、シュットラー戦は、第1セットの途中から再開され、6-4で先取。第2セットは反撃を許し4-6で失うも、第3セットは第2ゲームで先にブレークに成功すると第8ゲームでもブレークを奪い6-2で試合を決めた。ファーストサービスの確率は64%、サービスエースの数はシュットラーと同じ3つだった。
同日に行われた準々決勝、相手は2回戦で、第1シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(26歳、フランス)をストレートで下したステパネク、ネットプレーを得意とする選手。
シュットラー戦の疲れも心配されたが、第1セットは2ブレークアップの6-2、第2セットは1ブレークアップの6-3と危なげなく勝利を手にした。ファーストサービスの確率は59%、サービスエースの数は2つだった。サービスの数字だけを見ると物足りなさも残るが、一日で世界ツアーの常連を相手に2試合を勝ち上がり4強入りを決めたのは、実力が世界トップレベルの証拠だ。
準決勝では、第3シードのヤンコ・ティプサレビッチ(26歳、セルビア)と対戦する。ティプサレビッチとは今シーズン4度目の対戦となった。これまでの3度はいずれも錦織が敗れており、前回のクレーコートでの対戦では、ファイナルセットのタイブレークとあと一歩のところまでティプサレビッチを追い詰めた。舞台を芝に移し本日対戦する。
今大会、第2シードのアレクサンドル・ドルゴポロフ(22歳、ウクライナ)も敗れており、この一戦に勝利すると生涯2度目のツアー優勝も見えてくる。
注目の一戦は、本日金曜日、センターコートの第4試合で実施される。(第1試合の開始は日本時間午後7時30分)
◆関連サイト
ライブスコア(大会公式サイト)

ATP250:AEGON国際オープン

シングルス
準決勝

錦織圭 vs ヤンコ・ティプサレビッチ(セルビア)[3]
イゴール・クニツィン(ロシア) vs アンドレアス・セッピ(イタリア)

準々決勝

錦織圭 6-2 6-3 ●ラデク・ステパネク(チェコ)

2回戦

錦織圭 6-4 4-6 6-2 ●ライナー・シュットラー(ドイツ)(Q)

1回戦

錦織圭 7-5 6-1 ●KIRILLOV, Evgeny(ロシア)(Q)
※カッコ[ ]内数字はシード順位、Q:予選通過者