2009年に向けて

 2008年STAのジュニアはオレンジボールに挑戦する。まだ試合に出場できるか否かはファクトシートが来てから決まるが、テニス王国のアメリカ、しかもその中でもレベルの高い、フロリダに行けるというのはとても意義のあることである。

12歳前後という年齢からフロリダにいけるというのは、今後彼ら達のそれぞれの価値観に対してとても大きな影響を与えるであろう。

今思えば我々のクラブジュニアもオレンジボールを視野に入れるまでになったかととても嬉しい気持ちになる。というのもオレンジボールに対する思い入れは僕自身もとても強い。日本から初めての海外遠征であり、約1ヶ月間にわたるアメリカ遠征はとても思い出深い遠征であった。

 13歳の時に関東テニス協会からの派遣で海外遠征に参加をした。マイアミ→フェニックス→ツーソンと遠征をした。当時から台湾ティームはフェニックス、ツーソンと積極的に遠征をしていた。小さい国ながらも台湾という国はなんともエネルギッシュな国なのであろうか。

また日本からもSSCや志津テニスクラブ、越智コーチを教えていた平岡コーチ率いる広島ティーム、その他、クラブ、地域テニス協会派遣ティームも参加していた。今でこそ自己負担海外遠征などとシステムが出来つつあるが、当時は協会遠征が主流であり個人負担で参加する選手は、よほどクラブがちゃんとした志を持って、そしてオーガナイズしない限りとても難しい事であった。今のジュニアがとても羨ましい。

13歳で初めての海外遠征と書いたが10歳の時に母親、姉と3人でフロリダに住んでいた時もオレンジボールに参加をしている。その為オレンジボールへ参加は実質2回目であった

当時を思い出すと出発前に母親から夕食代として渡された数十ドルをマリオットホテル内のゲームコーナーにあるパックマンにすべて注ぎ込んでしまい、夕食代も残りわずかになってしまった。プールサイドバーにあるホットドッグをずーと食べていた思い出がある。

また帰りもマイアミ空港からタンパ空港、タンパ空港からは乗り合いバスを使って家まで一人で帰った覚えがある。今思えば一人で帰らせるクラブもクラブだし、親も親である。普通せめて空港まで向かいに来るでしょう。いやこのようなスポイルしない親に感謝しなければならない。ちなみに僕の父親はプロになってからも含めて、今まで何百回と海外遠征をして来たが、毎回、成田空港まで送り迎いをしてくれた。やはりスポイルされてるのかもしれない。父親の情熱には本当に頭が下がる。

何はともあれフロリダ遠征と聞いて僕自身が心をときめかせて当時を思い出してしまった。あの時の可能性をジュニア選手が感じられるのだと。自分の可能性をすべてぶつけてきてもらいたい。

その後は年末年始とすぐにキャンプである。もう既に日本から申し込みをしてくれている。今回も凄くエネルギーが集まるキャンプになるであろう。これまた楽しみにしている。

ちなみにインドアテニスコートのハンドオーバーは12月20日を予定している。2009年に向けてカウントダウンは既に始まっている。

コメント

  1. 愛 さん : 2008.10.16

    英樹くん、懐かしいですね~。アメリカのジュニア遠征!!本当に楽しい思い出しかないですが、ジュニアにとってとっても貴重な経験ですよね~。私も英樹くんと一緒に行った14歳のジャカルタ遠征に始まって、未だツアー回ってるのが信じがたいですが・・・これからどんどんジュニアが世界に飛び立つことを願いつつ、私ももうちょっと頑張ります^0^

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  2. 金子英樹 さん : 2008.10.16

    愛さん
    もうちょっとと言わず愛ちゃんにはロンドンまで頑張ってもらわないと。メチャイケ最高に面白かったよ!

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  3. 愛 さん : 2008.10.18

    毎日が勝負だよ~。1日1日を大切に頑張っております。とりあえず来年1年はいい年にできるように、オフシーズンは気合いを入れようと思ってます。
    メチャいけ見てくれたんだ~!!岡村さんはとっても努力の人でした。皆さんとってもいい方で、私自身も楽しませてもらいました。踊りは”聞いてないよ~”って感じだったけど・・・。また時間がある時に遊びに行かせてもらいますね~。

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  4. 金子英樹 さん : 2008.10.23

    愛さん
    是非是非シンガポールでもバンコクでも美味しい物を用意して待ってますよ!

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