先日ロシアの選手Kleybanovaの試合を見た。
彼女のプレーはとても素晴らしい。我慢強く攻防がきっちり別れている選手である。
僕自身は彼女がWTAの中でどの当たりのポジションにいるのかがわからないがヨネックスのラケットであったので早速濱ちゃんにSMSで聞いてみた。選手を見る目の厳しい濱ちゃんからもそこそこ(男子選手ではないのでかなりの高得点にはいるのでは?)の反応が来た。
とても失礼な言い方になってしまうが彼女のプレーはとてもアグリー。最初はそういう目で見ていた部分も確かにあった。しかしプレースタイルはなんとも素晴らしいものをもっている。
なぜそこまで知っているのかというと数ヶ月前からキャンプで使われるビデオ資料を作るのに、たまたまイヴァノヴィッチに勝った時のオーストラリアオープンのビデオがあり編集していた。
今思えば彼女のプレースタイルが今回のキャンプの題材にバッチシあっていたのだと思う。それも作成時は、何とも思わずにいくつかのシチュエーション例の中の一つが彼女のビデオであっただけで特別気にしていたわけではないが、それにしても女子選手の中では珍しく我慢強くクロスコートに打つ選手であるなと思いながらビデオ編集作業をしていた。
そして点と点がつながったのは今回のドギッチ戦。素晴らしい試合内容であった。基本に忠実、相手に無理させ、いらないことをしない。且つ攻めのタイミングを見逃さない。patienceという意味を見事、頭で身体で理解しプレーに反映させている選手である。Henin戦はとても残念であった。
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コメント
英樹へ
アリサは14歳くらいまではスーパーエリートだった
選手です。当時はIMGの中でも期待されていた選手
でしたが、その後(16~18歳)伸び悩んでいた選手です。
確かにスイング等はアグリーですが、英樹の言うとおり
テニスの軸(頭の中)はシッカリしている選手です。
まだ21歳の選手ですが、人生は山あり谷ありを経験
している選手なので、これからもう一つ上のレベルに
挑戦できると思っています。