ATPやWTAのレベルのプレーヤーでもなるイップス。テイクバックやトスができない選手も。ゴルファーなど1メートルのパットになると、突如と後ろに引けないという選手もいるらしい。肉体的な影響より、精神的な影響がとても大きいみたいですね。
僕も18歳の時になった覚えがあります。
どんなイップスだったかというと0-40からレシーブができなくなるというイップスでした。3本とも連続してミスをしてしまうのです。デュースになって取ったりもしてたのですが、インターハイの決勝やそのあとのJOPの試合では、かなりの致命傷。敗戦の大きな起因となりました。
続く全日本選手権の2回戦、ディフェンディングチャンピオンであり、第一シードのラッセル選手と戦い、1stセットを先取して「もしかして勝てるのでは?」と思った瞬間にイップスがでてしまいセカンドセットを落としました。
3rdセット、ブレークチャンスの時に頭にまたよぎりました。いつもはより強い気持ちで「絶対にポイントをとってやろう!」と、取れなければ取れないほど、力みすぎてしまっていたのだけど、そのゲームで突如と自分は何を考えたかというと、まずacceptする(受け入れる、認める)ことにしました。
ミスした自分を認め、ポイントを取れない自分を認め、緊張している自分を認めるようにしました。取れなくても死ぬわけではない、取れなかったらまた次回チャレンジしよう。と思うようになったら、今までのイップスが嘘だったかのように肩の力が抜けてブレークに成功し勝利することができました。
そうイップスはかならず乗り越えられるのです。イップスに限らず苦しい場面でも必ずいつかは克服できます。昨日がだめなら今日、今日がだめなら明日、とあきらめずにチャレンジしなければならない。もちろんその前に自分に対しacceptすることが前提であります。