ATP Tour Finalsのマレー戦、錦織選手の敗因はなんであったのかを考えてみる

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ATP Tour Finals はマレー選手の優勝で幕を閉じました。決勝戦はただ優勝を決めるだけではなく、同時に2016年年間ランキング1位の座を決定する重要な戦いでもありました。 いわゆる1位の座を死守したマレー選手はピークパフォーマンスの発揮が素晴らしいと思います。

とくにツアー後半猛チャージでしたよね。 そんなマレー選手と錦織選手の試合を観て思ったのが本当に僅差の試合でした。「この僅差が大差なのではないか?」と考えさせられますが、ワウリンカ戦を観ていたので、この仕上がりを観て錦織選手が勝つものだと思って観ていました。

なぜ負けたのか? 将棋で言うと(将棋を指さないのに将棋で例えてしまいますが、、、)打つ手を間違わなければ勝てた(かもしれない)試合でした。 ポイントを取りに向かって行ったときのミスが目立ちましたね。

その中、敗因には沢山の”小さな要因”がありますが、その中で大きいなと思ったのは、タイブレーク、9–8セットポイント。このポイントを取ったわけですが、最終的にですがけど、スマッシュを決めることができたのに、セットを取った自分を盛り上げなかった。あそこなんじゃないかなと思います。 第一ゲームの入り方にかなり影響してしまったと思います。その前のネット前バックハンドを返されたのはもうしょうがないとしか言えませんよね。

だからこそきっぱり忘れる為にも盛り上げたかったなと思ってしまいます。 ファーストセット常にビハインドでイライラしながらプレーしてたマレー選手ががらりと変わってしまいましたね。

いずれにしても錦織選手。この後の2試合は決して良くなかったですが、かなりの成長を感じたTour Finalsだったと思います。 前半は中1日、後半はあのトッププレーヤー達と3日連続戦う可能性もあるTour Finalsで1勝するのは想像以上に大変なことであると改めて感じました。

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