今日も無事アカデミーが終了しました。
最近良い意味で当たり前になってきた事としてアカデミー生の練習に取り組む姿勢が大変良くなって来たことを感じます。
人の話を聞く時は目を見て聞けるようになり、しっかり返事をして答えることができるようになってきました。当たり前のことではありますが、この当たり前のことができるようになるまでに5年間かかりました。
話を聞く姿勢、返事の大きさ、はっきり意見が言える事などテニスのテクニックなど全く関係のないところが出来てくることによって取り組む姿勢も大きく変わって来るということを目の前のアカデミー生が教えてくれています。
だからと言って、まだまだ本人達が納得のいく成績が出せているわけでもテニスがいきなり上手になったわけでもありませんし、ここから何かプラスアルファーがなければ結果に繋がっていくことは難しいでしょう。
たぶん、若さゆえにそこがわかりづらいとことであり、ここからさらに一歩前を目指して頑張れるか、現状維持で満足してしまうかの分かれ道!
今日の練習では、アカデミー生のみんなが指示通りに集中して足を動かして頑張っている中、若干1名
(勇紀)だけが全く違うテクニックだけを考えていた事で足が止まり集中をかかして乱れてしまいました。
アカデミー前に朝ランニング・朝・昼(5時間)プラスランニングで、その後トレーニング&3時間半のアカデミーは確かにハードワークだと思うし最後は立っているだけでも大変な状況というのも理解できますが、最後の30分が惜しかった。
試合でも全く同じことが起きるわけで、だれもが自分の思い通りに行くことがない時にこの究極の場面を自分の力で乗り切る事が出来るか出来ないかが勝負。
毎日、毎日が勝負であり、練習の中に戦いがあって
今日はこの勝負に負けてしまいました。
今日はたまたま勇紀だったのかもしれません。明日は他の誰かかも知れない。(アカデミー前半はダイビングをしたり声を出して頑張っていたのですが・・・)
人によってやや対応は異なりますが、結果的にその子達が試合で自分の力を出し切る事が出来るように褒めたり、怒ったり、悟ったり、答えは試合のときにしかわかりませんが。
今日は、勇紀に対してイエローカード(警告)を出して客観的に自分を見れる様にすることを伝えました。
若さゆえにですが、若くて理解出来なければ彼の目指す場所へは辿り着けないでしょう!