ナダルがUSオープン優勝して、世界NO.1に返り咲いきました。と言いたいところですが、あと120点足りませんでしたが、NO.1に返り咲くのは時間の問題でしょう!?
優勝をした瞬間うずくまって涙を流して喜んだナダル!
その背景には、膝の怪我、手術、リハビリ、ウィンブルドンの初戦敗退など、いろんなドラマがあったのだと想像できます。
その辺の話を優勝スピーチで聞きたかったのですが、インタビューをした女性がイマイチでお金の話ばかりしていて・・・彼らはお金のために戦っているレベルではないと思うのですがね!
約20年前、僕がアメリカにテニス留学していた頃は、USオープンの決勝といえば、サンプラス、アガシ、
チャン、クーリエといったアメリカ人ばかりで、どちらかというとヨーロッパ人、むしろスペインのテニスは
上にロブを打っているだけで、やや馬鹿にされていたように思います。
あの時からすれば、今のスペイン勢の活躍は゛奇跡”のようにも思えるのですが、実際スペインを訪れて感じたことは、゛奇跡”でも゛幻”でもなく実力、本物だということです。
自分の目標を立てて、地味にコツコツと努力を重ね、強くなるためにコーチも選手も日々思考覚悟し、その日にやれることをしっかりとげ、また、あす新たな目標に向かってベストを尽くす!
とてもシンプルで当たり前の事のようにも思えることではありますが、今の時代、特に日本の社会で忘れられてしまっている原点がずばり、スペイン(ヨーロッパ)にはあるような気がします。
一時は、経済的に成功を手にしたアメリカ・日本が置いてきぼりを食っていて、経済的に今も苦労をしているスペイン、他のヨーロッパの国々がテニスの世界でリーダーシップをとっている。
とても矛盾した話ですが、テクニック、情報、経済力の前に゛ハート”が大事ということなのでしょう!
それを証明してくれた゛ナダル”は素晴らしい!!
はじめ、ナダルのテニスは、かつての全仏チャンピオンであるブルゲラや、ベラサテギのようにひたすらボールを上に打ち、デフェンス中心のテニスをしていたため、決してリスペクトできなかったですし、すぐいなくなってしまうのではさえ思っていましたが、フェデラーを破ってウィンブルドンを優勝した頃から、見るたびに進化しているナダルの姿を見て徐々に好きになり、今では石井家全員でナダルの大ファーンです。
スペインにテニス留学した大樹も完全にナダルの影響です。
今後もナダルらしく゛心”のプレーを続けていって欲しいと思います。
Vamos ナダル!!!