山梨県ジュニアが行われています。
昨日、12歳以下女子で中込笑愛(ITA)が見事優勝!
前回の大会で敗れた佐々木成子(ITA)へのリベンジを果たしました。
そして、何よりも感動したのは、14歳男子渡辺将基の試合でした。
2回戦を終えた時点で、39度の熱が出てしまいダブルスが出来る状態ではなく棄権。
翌日の3回戦の朝も38度の熱で、起きるのがやっとでラケットを握れる状態ではなかったので、一度は棄権しようと考えたようなのですが、根性で会場にやってきました。
結果は、何と6-1、4-6、6-4で勝利しました。
将基のプレーを見て、誰もが38度以上の熱があったと思った人がいない程、足が動き、ミスを繰り返しても攻める事を辞めずにチャレンジする姿は、素晴らしく"テニスが好き”ってことはこういう事なんだと
改めて彼が教えてくれたように思います。
途中何度も体力の限界を感じさせる場面があったにもかかわらず、極め付きは、ファイナル5-3マッチポイントで、ドチャンススマッシュを下に叩きつけすぎてしまい、終わりはずのポイントが、頭の上をぬかれ5-4になって、体力も気力もフラフラ状態で流れは完全に相手ペースだったのですが、そこからでも
攻める気持ちを貫き通して最後は将基が自ら試合をもぎ取りました。
小学4年生の時に将基がアカデミーに入学してから、決してメンタル的に強い方ではなく、むしろ、言い訳や、練習中下を向くことも多く、トレーニングを途中でやめてしまうこともしばしばだった将基でしたが、
ここ最近、人間的にも成長が見られボールを追う姿勢や、トレーニングを頑張る事が出来るようになっていました。
こういう試合を見るために、将基のような人間を育成するためにアカデミーやっている。
この試合で将基は、とても大切な物を学び、僕は将基から大切な物をもらいました。
心がリッチになり、アカデミーをやっていて良かった!コーチをやっていて良かったなあと思いました。
これからもいろいろ波乱万丈な事があることと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
今日も一つ宝物が増えました。
将基、本当にありがとう!!