皆様、ご無沙汰しております。この夏は色々なことがありすぎて、まだ夏休み中盤だというのに少々凹み気味です。
しかし、多くの方々に勇気と希望を与える職業を選んだ以上、「そんなことではいけない!、何やってんだコーチ!」とでも、尻を叩かれるような本が発表されました。
以前皆様に紹介させていただいたこともある、竹畠明聡君の「僕は絶対あきらめない」という本です。
国枝選手のブログでも昨日紹介していると思います。
若干22歳で、この世を去った選手ですが、生き方がそのものが尊敬できる若者でした。
癌との過酷な戦い、「抗がん剤」という恐怖に幾度となく立ち向かった姿勢、なんという運命を背負った若者なんだ・・・と、近くにいながらいつも遠い存在だった彼の生きざまを是非とも読んでいただきたく思います。
担当コーチだったとはいえ、テニスを始めればすぐに癌が見つかる。そして手術。復帰すれば、また癌が・・・レッスン回数は、片手で数えられる程しかできませんでした。
病院へ向かうために実家へと帰る彼に、「いつでも待ってるぞ!」と言いつつも、本当に柏に戻ってくるのだろうか? このまま会えないのでは・・・と思う時も正直ありました。
しかし、病気に負けることなく柏に戻り、全ての事に対して自分の限界までやり通す意志を貫いていました。そして小生は、いつの間にか彼から「どう生きるか?」ということを、教わっていた気がします。
今でも目に焼き付いている彼の最後の姿は、闘いを終えて、自分の与えられた人生を全力で生き抜きぬいた安堵の表情でした。日本代表のTシャツを彼への最後のプレゼントとして、胸にかけて天に昇って行きました。
彼に出会えたこと、素晴らしい友に巡り会えたことに感謝しています。
是非とも、推薦の一冊です。読んでください。
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コメント
久しぶり。竹畠さんの本ですが、おととい発注しました。読んでみますね。
竹畠さんの本読ませていただきました。
人の死はいろいろな事を考えさせ、そしていろいろなパワーを受けますね。竹畠さんのパワーに僕は背中を押してもらいました。TTCという彼にとってスペシャルな場所。そこにあるテニスの持つパワー。遠く遥か彼方にも届いています。『テニスに出会えて良かった』みなさんから今一度思わせていただきました。
丸山コーチをお慕いしている様子も伝わりました。僕もそう思っていただけるよう頑張ります。ありがとうございました。
マル、いい本を紹介してくれてありがとう。早速読ませてもらったよ。素晴らしい若者だと思う。息子にも参考にさせてもらいます!