20日、ロンドンパラリンピック・テニスに出場する選手で千葉県柏市にある吉田記念テニス研修センター（TTC）を拠点に練習する国枝慎吾、齋田悟司、三木拓也、堂森佳南子と丸山弘道コーチ、安見拓也トレーナーの計6名が柏市役所を表敬訪問し、柏市長に出場報告をした。国枝らは22日にロンドンへと出発する。
会見の途中では国枝がTTCで練習する選手たちを励ますため作詞した楽曲「チャレンジ」を丸山コーチらが歌うなどの演出もあった。
※写真は、後列左から安見拓也トレーナー、秋山浩保柏市長、吉田宗弘TTC理事長、丸山弘道コーチ、前列左から堂森佳南子、齋田悟司、国枝慎吾、三木拓也
以下、秋山浩保柏市長と吉田宗弘TTC理事長からの応援コメントと出場選手の意気込み。
国枝慎吾
「先月1ヶ月間ヨーロッパ遠征を行い、パラリンピックで金を狙える位置まで来たといえる状態まで調整できた。前回の北京オリンピックではシングルスで金メダルで、齋田さんと組んだダブルスで銅メダルという結果を残せたので、今回もロンドンの舞台でシングルス、ダブルスともに最高の結果を皆さんに報告できるように頑張りたい」
齋田悟司
「毎回毎回パラリンピックというのは選手にとって最高の大会。4年間オリンピックを目標に頑張ってきた。今回、調子も上がってきているのでシングルス、ダブルスともにメダルを狙って頑張りたい」
三木拓也
「私は今回がパラリンピック初出場。国枝選手、齋田選手よりは経験で劣りますが、少しでもメダルに近づけるよう1試合1試合頑張りたい。応援のほどよろしくお願いします」
堂森佳南子
「私は今回が2回目のパラリンピック。昨年からTTCで練習している。シングルスは8位入賞。ダブルスはメダルを獲って帰ってきたい。応援よろしくお願いします」
丸山弘道コーチ
「選手のサポートを完璧にこなしてきたい。北京が終わってからの4年間で選手とともに培ったものをロンドンでぶつけて、そして堂々と帰ってこれるような大会にしたい。市長、職員の方々、メディアの方も含めて応援お願いします」
安見拓也トレーナー
「彼らの4年間の血のにじむような努力を見てきたので、是非形になるようなコンディショニングのサポートをして、頑張ってきます」
吉田宗弘TTC理事長
「今回9名の車椅子テニスプレーヤーがオリンピックに出場する。男子が4名、女子が3名。クワードクラスに2名出場する。そして9名のうち5名が柏のTTCを拠点に日ごろ練習をしている。初出場の若手からベテランまで揃った、バランスのとれたチームだと思います」
秋山浩保柏市長
「パラリンピック・テニスに出場する9名のうち5名がTTCを拠点に練習をしているとのことで、柏市民として誇りに思う。世界を舞台に戦うということは本当に大変だと思う。多くの市民の方が応援してくれていると思います。健闘をお祈りしております。ありがとうございました」
