フランスのパリで開催される全仏オープン(レッドクレー)。5日、車いすテニスの男女シングルス決勝が行われ、男子シングルスで第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)はステファン・ウデ(44歳、フランス)と対戦し6-1、6-0の完勝で優勝を果たした。6度目の優勝を果たした。
また女子シングルスでは準決勝敗退した上地結衣(21歳、エイベックス)はダブルス決勝でジョーダン・ホワイリー(22歳、英国)とpのペアで決勝進出を果たすも決勝で第2シードのイスケ・グリフィオン(オランダ)とアニエク・ファンクォト(オランダ)ペアと対戦し6-7(1) 、6-3、[8-10]で惜敗しグランドスラム大会6連続優勝は成らなかった。
丸山弘道コーチは公式ブログで「今年の国枝選手の結果は「単複優勝」。今年は今まで以上に国枝選手の「感度」が鋭かったです。調子が良い時ほど「感度」は鋭いです。準決勝を60/60で勝ちあがり、決勝も61/60でしたので申し分はありません。この結果に至るまでには相当な準備をしてきました。」
「全仏制覇に向けての対策として、フィジカル、テクニカル、タクティカルを全て鍛えなおしました。相当厳しいトレーニングを行ってきました。試合で表現できることは、練習で表現できたものしか発揮はされません。経験だけでは済まない問題が山ほどあります。それに打ち勝つための練習を徹底的に行わなければ結果など出ないのです。そうした中で、試合の「質」と「結果」を見事に形として表現した、国枝選手はとんでもない化け物だと言わざるを得ません。」とコメントしている。
写真:丸山弘道コーチの公式ブログより
記事:長嶋秀和