14日、カナダのトロントで行われているロジャーズ・カップは、女子シングルス決勝が行われ、世界ランク6位で第5シードのぺトラ・クビトバ(22歳、チェコ)が、同11位、第10シードの李娜(リー・ナ)(30歳、中国)を、7-5、2--6、6-3のファイナルセットにもつれ込む接戦を制し、優勝した。
オリンピック決勝で戦った同4位、セリーナ・ウィリアムズ(30歳、米国)と、同2位マリア・シャラポワ(25歳、ロシア)が出場しなかった以外、上位ランキングの選手が出場したロジャーズ・カップは、8月27日から始まる全米オープン前哨戦の様相が漂う大会となった。
決勝に勝ち進んできたのはクビトバと、同3位で第2シードのアグニエシュカ・ラドワンスカ(23歳、ポーランド)を準々決勝で破り、調子を上げてきたリー。決勝戦はセットオールでファイナルセットに入る接戦。リーのサービスの乱れを突いてブレークに成功したクビトバが、そのまま押し切って優勝を手にした。
ロジャーズ・カップ
女子シングルス
決勝
○ぺトラ・クビトバ(チェコ)[5] 7-5 2-6 6-3 ●リー・ナ(中国)[10]
準決勝
○ぺトラ・クビトバ(チェコ)[5] 3-6 6-2 6-3 ●キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)[7]
○リー・ナ(中国)[10] 3-6 6-3 7-5 ●ルーシー・サファロバ(チェコ)[16]