27日、米国のニューヨークにあるフラッシングメドウで開催されている今季最後の4大大会、全米オープン大会初日、男子シングルスの1回戦が行われた。世界ランク55位の添田豪(27歳)は、同24位で第23シードのマーディ・フィッシュ(30歳、米国)と対戦し、6-7(3)、6-7(2)、3-6のスコアで敗退し、1回戦突破はならなかった。

今年、自己最高ランク47位を記録し、初の本戦ストレートインを果たした添田だったが、ドロー運に恵まれず、1回戦の相手は、フィッシュと戦うことになった。フィッシュは、昨年同7位にランクされたトッププレーヤーだが、今年心臓疾患で戦線を離脱し、ランキングを落としていた。しかし、徐々に体調を取り戻し、今大会に臨んできた。

試合は、第1セットの第9ゲーム、添田のサービスゲームをフィッシュがブレークしたが、第10ゲームに添田がブレークバックし、そのあと互いにサービスゲームをキープしてタイブレークに入った。タイブレークに入ると、フィッシュのサーブが効果的に決まり、添田は落としてしまう。

第2セットもフィッシュが先にブレークをし、添田が追いつく展開で、第1セットに続いてタイブレークに入るが、またしてもフィッシュに競り負けて、添田の2セットダウン。後がなくなった添田だったが、接戦を2度も制しているフィッシュの勢いを止めることはできず、このセットも、3-6で落として惜しくも1回戦突破はならなかった。

全米オープン

男子シングルス
1回戦

○[23]マーディ・フィッシュ(米国) 7-6(3) 7-6(2) 6-3 ○添田豪

※カッコ[ ]内数字はシード順位、Q:予選通過者、W:主催者推薦出場、SE:予選免除、L:予選敗者からの繰上、Ret.:途中棄権

※写真は1回戦でフィッシュに敗れた添田豪